昨年は3連単12万超えの大波乱となった東京新聞杯。過去10年を見ても、1番人気での勝利は2年前のインディチャンプ1頭のみで、2着はゼロ、3着は2頭のみ。1番人気は勝率、連対率ともに1割と不振である。
では、今年の1番人気も危ないのか? と出走予定メンバーを見てみると、そもそも1番人気がどの馬になるのか分からないほどの混戦模様で、早くも波乱を予感させる。混戦の中から抜け出す馬は?
「関東馬でお薦めは、2連勝でオープンクラスまで上がってきたカラテですね。
2走前の2勝クラスを勝つまでは、時計のかかるレースで結果を残していたので、良馬場の前走はノーマークでした。でもレースへ行くと、速めのペースを好位で追走し、直線に入ると独壇場で3馬身差の楽勝。時計も1.32.9秒(中山マイル)と速く、これまでの印象が大きく変わりました。この勝ちっぷりと時計なら、いきなり重賞でもGⅢなら足りると思います。地味なイメージで、人気になりにくいのもいいですね」(関東担当記者)
2連勝が5番人気、8番人気だから、馬券的にも妙味のあるタイプ。相手強化で強い競馬を見せた前走を考えると、重賞も突破してくれる雰囲気はある。
対しては関西馬は、質量ともに豊富だ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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