ヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ドゥラメンテと勝ち馬に歴代の名馬が並ぶ中山記念。GⅠ級の豪華メンバーになることが多いためか、過去10年の中山記念は1~3番人気が9勝と、上位人気馬が圧倒的に強い。だが今年は原稿を書いている時点で、GⅠ馬の出走はどうやら無さそうである。こうなると久々に人気薄の馬にもチャンスがあるかも? 早速、情報から挙がってきた馬をチェックしていきたい。
「当初は、昨年の勝ち馬ダノンキングリーが狙ってくるという話もあったのですが、結局帰厩もしていません。おかげで中山記念は東のエリアのレースなのに、関東馬は手薄ですね。
その中にあって際立つのはヒシイグアスでしょうか。
3歳時には、スプリングステークス、ラジオNIKKEI賞で上位人気も成績はイマイチ。当時は完成度が低く、素質を買われて人気になってしまい、ちょっと可哀そうでしたね。
でも古馬になってから、いよいよ期待感に成績が追いついてきました。切れるタイプでは無いのに東京で連勝するなど確実に成長していますし、中山金杯も2着馬を捻じ伏せるような勝利で、着差以上の強さを感じさせました。さすがにGⅠ級の馬と戦ったら、まだまだ足りない面もあるかもしれませんが、今年の中山記念は手薄。この相手なら好勝負になるでしょう」(関東担当記者)
3連勝と勢いをつけて臨むヒシイグアス。1800mの重賞は上位人気でコケたレースが2戦あるが、それは3歳時の話。5歳の今なら問題はない。
関西馬はいつものように質量ともに関東馬より豊富なようだが。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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