マイラーズカップは例年京都で行われるが、京都競馬場が改装工事中のため、今年は阪神で行われる。昔はマイラーズカップといえば阪神開催がメインだったので、古くからの競馬ファンには違和感がないかもしれない。
しかし、困るのはデータ派のファン。京都から阪神に変わり、過去のデータは使えないのでは?
「コース適性が変わってくるので、血統で買う人は困るかもしれませんね。ただ開催時期や、レースの位置付けは同じなので、データが完全に使えないということは無いと思います。
それよりも問題は、今年のメンバーです。過去4回のうち、3回はイスラボニータ、ダノンプレミアム、インディチャンプとGⅠウイナーが勝利し、大きな配当になりませんでした。過去10年を振り返っても1番人気は2勝、2着2回、3着3回で複勝率は70%ありますからね。
しかし今年は、出走予定馬にGⅠウイナーが不在で、例年に比べると少々落ちるメンバー。久々に荒れる可能性もあるかもしれません」
荒れる可能性もあるという話だが、一応1番人気が強いデータもあるので、上位人気候補から見ていきたい。
まずはケイデンスコール。
京都金杯1着、中山記念2着と連続連対し、一時のスランプを抜けた観がある。
「中山記念は、実績の少ない右回り、久々の1800mと不安材料が多く軽視していたんだけどね。それが売り出し中のヒシイグアスを相手にクビ差2着に入り、1.44.9秒の好タイムで走り抜けた。12番人気で勝った京都金杯がフロックじゃ無いことを証明すると同時に、ここへ来て更に力をつけてきたと見える。
3歳時にはNHKマイルカップで2着に来ており、もともと力のある馬。更に充実してきた今なら、信頼を置いていいんじゃないかな。距離がマイルに短縮されるのもいいと思うよ」(情報担当記者)
データ班もケイデンスコールをプッシュする。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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