下半期へバトンを繋ぐ夏のグランプリ宝塚記念。
メンバーを見ると、人気候補はレイパパレ、クロノジェネシス、カレンブーケドールと牝馬が目立つ。今挙げた馬を含め、最近はアーモンドアイ、リスグラシュー、グランアレグリアなどGⅠで牝馬が牡馬を圧倒するシーンが目立っているが、宝塚記念も傾向通りの結果となるのか?
「以前は牡馬が強かったのですが、最近の宝塚記念は近5年で牝馬が3勝(マリアライト、リスグラシュー、クロノジェネシス)。しかも出走はたったの8頭。それで3着も一度(ミッキークイーン)があるので、複勝率は50%もあります」(データ解析班)
う~ん、やはり牝馬が強い。今年も牝馬で決まりそうな雰囲気だが、まずは人気候補の3頭を探ってきたい。
昨年の覇者クロノジェネシス。
「3歳春までは430キロ台で出走することが多かったけど、秋華賞は+20キロの452キロで初GⅠ勝ち。昨年末の有馬記念を勝った時は474キロ。体が成長するにつれ、ポテンシャルのほうもますます高くなっている。
今年はドバイ遠征(ドバイシーマクラシック2着)しての帰国初戦だが、早くに宝塚記念を目標にできるほどだったから、状態は気にしなくていい。これまで乗ってきた北村友一騎手が怪我で騎乗できないが、ルメール騎手が乗れるというのも大きい。そのルメール騎手が乗った1週前の追い切りも重い馬場で好時計を出し、鞍上からは勝利宣言と思える強気なコメントも出た。2連覇の可能性は高いんじゃないかな」(情報担当記者)
昨年の宝塚記念は2着に6馬身、3着に11馬身をつける強さ。雨晴兼用も信頼でき、安心して馬券を買える。しかもGⅠの大舞台でルメール騎手が乗るとなれば、鬼に金棒。
だがルメール騎手騎乗はマイナス、という意見も出てきた。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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