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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2021年07月18日(日)更新

千直マイスター・ライオンボスに、3歳牝馬が挑む



新潟開幕を飾るのは、名物の千直コースで行われるアイビスサマーダッシュ。ローカル重賞というと荒れるイメージが強いのだが、アイビスSDは1番人気が8年連続連対中。3連単も万馬券こそ多いものの、10万超の馬券は10年間出ていない。


「確かにアイボスSDは人気馬が強いですね。アイビスSDは昨年まで20回を数えるのですが、その間に1番人気は8勝、2着4回で、勝率40%、連対率60%で、人気別ではトップです。これに続くのが4勝、2着3回で、勝率20%、連対率35%の2番人気ですから、人気馬が強いレースと捉えていいです」(データ解析班)


そうなると、ここは単純に人気になりそうな馬を狙えば良さそうだ。では1番人気候補を見ていきたい。


「人気はライオンボスだろう。ここまで千直は、初めて走ったレースこそ15番人気だが、そこを圧勝すると以降の千直は6戦中5戦が1番人気、1戦が2番人気だから、このコースでの信頼感は抜群だ。成績のほうも7戦4勝で、2着2回。前走の韋駄天Sで初めて大崩れしたが、時計のかかる馬場で力が発揮できなかったのだろう。春の新潟開催が長かったので多少心配はあるが、開幕週の馬場なら時計勝負になる可能性は高い。アイビスSDは2年連続連対中だし、前走のようなことは無いんじゃないかな」


新潟千直コースで行われるオープンクラスのレースは、アイビスSD、韋駄天S、ルミエールオータムダッシュと3戦あるが、そこで上位常連となっているのがライオンボス。全体を見ても好成績は千直コースに偏っており、唯一の重賞アイビスSDは最も力が入るレースであることは間違いない。前走を度外視して、高い評価が必要なようだ。


それではライオンボスに対抗できる馬はいるのだろうか?


「何度も千直を走っている馬は、ある程度の適性、能力は分かっており、ライオンボスを超える馬はいない。ならば千直で底を見せていない馬がいい。それがタマモメイトウです。前走の韋駄天Sは、キャリア29戦目で初めての1000m戦。ペースに戸惑いがあっても仕方ないところだけど、後方から差し切っての1着。しかも上位2~5着が千直コースらしく外枠の馬ばかりだったのに、この馬は6番枠での勝利。これは価値があります。もしかしたらライオンボスに匹敵する千直スペシャリストの可能性だってありますよ」(レース解析班)


初めての千直コースで快勝となれば、当コースに関してはまだまだ未知の魅力はある。だが未知といえば、やはり3歳馬だろう。


「3歳馬はアイビスSDで2勝と勝ち馬は少ないですが、複勝率は40%と、年齢別ではトップです。今年はモントライゼオールアットワンスが出走を予定。格的にはGⅡの京王杯2歳Sを勝っているモントライゼが上ですが、ここで推したいのはオールアットワンスです。アイビスSDに出走した3歳牡馬は13戦0勝で、3着が3回。これに比べ3歳牝馬は12戦2勝、2着3回、3着2回で、連対率41.7%、複勝率58.3%と高い数字を残しています。


オールアットワンスは、デビューから2連勝。その後は中京2歳S3着、マーガレットS5着と着順を下げ、単なる早熟馬にも思えましたが、前走の葵Sで3着に入線し、調子を上げています。1000mは初めてですが、デビュー2戦は1200m戦を前で押し切っていることから、スピード負けはしないと思います」


古くから言い伝えられる「夏は牝馬を狙え」の格言は、アイビスSDでも健在のようだ。


人気馬が強い傾向から、千直マスターのライオンボスは堅い本命…と思えたが、データからオールアットワンスも魅力は十分。ヒモに穴馬を含むのはいいが、まずはこの2頭を軸に考えてみたい。

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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