例年は札幌だが、今年は函館で行われるエルムステークス。
なお、8年前にも函館で行われているが、この時は3番人気のフリートストリートが勝利。単勝1.6倍の断然人気ブライトラインが3着に敗れたが、上位人気2頭が馬券圏内に来たこともあり、3連単は1万円台だった。
「エルムステークスは1番人気、2番人気が強いレース。
過去10年でともに3勝で、連対率は1番人気が40%、2番人気が50%、複勝率は1番人気が70%、2番人気が50%です。また4番人気以内の4頭のうち、2頭が馬券圏内に入るというケースも多いですね。
函館で行われた8年前のレースも、上位人気馬2頭が馬券に絡んでいますから、この傾向は札幌でも函館でも大きくは変わらないのではないでしょうか。ちなみに、9番人気以下の馬は51頭で、2着1回、3着1回のみと大苦戦。穴馬を狙いたい人は7、8番人気あたりがお奨めです(データ解析班)
上位人気が強いとなれば、人気候補を探っていくのが馬券的中の近道。そこで、お奨めの上位人気候補を挙げていただきたい。
「結構粒ぞろいのメンバーで、上位人気候補も読みづらい。そんな中では、単純にルメール騎手が騎乗ということもあり、アメリカンシードは上位人気だろうね。
芝からダートに移って7、5、5馬身差と全てブッチギリの3連勝。先手をとれなかったマーチステークスは大敗も、逃げた前走の平安ステークスは2着に残っており、先行できれば上位の可能性は高い。小回りコースだから、ある程度ハイペースでも粘れるんじゃないかな」(情報担当班)
データ班も、アメリカンシードは有力と見る。
「前走平安ステークスからのローテーションは、過去10年で7頭おり1勝も、2着2頭、3着1頭で、連対率42.9%、複勝率は57.1%。頭はともかく、馬券圏内には残れるのではないでしょうか」
アメリカンシードは合格点。次に、ここ6戦の重賞が全て3番人気以内のウェスタールンドも、上位人気候補だと思うのだが。
「昨年のエルムS2着馬で、東京大賞典3着の実績もある馬。前走崩れたと言っても休養明けだし、時計が速すぎて追い込み馬には厳しかった。前走後、すぐにエルムステークスのローテーションが決まったように、元よりこのレースが目標に思えるし、前走のようなことは無いんじゃないかな」(情報担当)
昨年2着馬ウェスタールンドが今年も注目となると、昨年の勝ち馬タイムフライヤーも気になるところだ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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