夏競馬のメインを飾る新潟記念。過去10年で、3連単10万超が6回出現している半面、1、2番人気が5勝と半分は上位人気が勝っている。今年は波乱になるのか、鍵は上位人気候補が握っている。
「ハンデ戦なので人気は読みにくいが、ザダルは有力だろうね。
脚部不安で休養し、前走のエプソムカップは8か月ぶりの実戦。ここをアッサリ勝ってしまうんだから、能力は相当に高い。
レース後は脚の不安も無く、新潟記念に出走。ハンデは重くなるけど、能力はGⅢでは上だし、新潟コースも実績がある。間隔を開けたことで二走ボケの心配も薄いので、好勝負を期待していい。
意欲という点では、函館記念を勝ったトーセンスーリヤ。
ここで4着以上なら、札幌記念勝ちのソダシを抜いて、サマー2000シリーズのトップに躍り出る。当然、上位を狙う以上は勝利を目指す仕上げでくるはず。新潟大賞典を勝っており、新潟コースも悪くない。
ただ、この2頭は前走重賞勝ちでハンデは重くなりそう。それならクラヴェルのほうがいいかな。
ここ2戦は重賞で2、3着。特に前走の中京記念は、最速上りで上位に急接近した脚は目立った。陣営は、気性を考えてポケットからスタートできる新潟記念を選んだというのだから、ここは結果を残したいレース。新潟は、昨年の三面川特別で強いレースを見せており、適性も合うよ」(情報担当記者)
能力でザダル、勝負度合でトーセンスーリヤの名が挙がったが、ハンデとのバランスを考慮すると、前走同様52キロあたりで落ち着きそうで、且つ能力、適性もあるクラヴェルは良さそうである。ただ近年、牝馬が不調なのは気になるが…。
データ班は、厩舎と馬主に注目だという。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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