マイルチャンピオンシップは、一昨年まで1番人気が11連敗していたが、阪神で行われた昨年は、12年ぶりに1番人気が勝利(グランアレグリア)。2着インディチャンプ、3着アドマイヤマーズと、マイルGⅠ勝ち馬が上位を独占した。
昨年の勝ち馬グランアレグリアが今年も出走、しかも1番人気候補と考えると、阪神で行われる今年も昨年同様、1番人気を筆頭に実績馬で決まるのか。それとも昨年はたまたまの数字。1番人気がなかなか勝てないマイルチャンピオンシップに戻るのか。
まずは主役のグランアレグリアから見ていこう。
今年は大阪杯こそ4着と馬券を外したが、以降はヴィクトリアマイルを楽勝、安田記念は頭差2着と惜敗、そして記憶に新しい天皇賞・秋は3着に入線している。
「天皇賞・秋は、ノドの手術後、2000mと不安が無かったわけではないが、それでも3強の中では最も積極的に動き、結果は3着と負けたものの強い競馬は見せてくれた。当日は雨が降る時間帯もあり、完全な良馬場なら際どかったと思うよ。
レース後は右前脚の蹄に痛みが出たという話だが、すぐに回復。これだけの馬なんだから、ヤバイ状況なら中2週で使うわけがない。適距離のマイルに戻るし、メンバーにはエフフォーリア、コントレイルに匹敵するような馬はいない。昨年に続く連覇の可能性は高いんじゃないかな」(情報担当記者)
この話だけなら頭は堅いと言えたが、不安材料もあるようだ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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