サマースプリントシリーズの第5戦、そしてスプリンターズステークスへの前哨戦としても重要なキーンランドカップ。まずはレースの性格を確認しておきたい。
「過去10年(以降もデータは過去10年が対象)で1番人気は2勝だけですが、2着4回、3着2回で、複勝率は70%あります。
2番人気は1勝、2着3回で、連対率40%。3番人気は3勝、3着2回で、複勝率50%ですから上位人気は結構強く、ここだけ見ると荒れるレースには見えません。
ただ、昨年は3連単26万馬券、一昨年は9万馬券と、最近は波乱傾向に傾いています。なお下位人気では9番人気が複勝率40%あるので、穴党の方は覚えておいたほうがいいですね」(データ班)
このあたりの傾向を把握しながら、有力馬を見ていきたい。
「過去10年で牝馬が7勝。特に4歳牝馬は複勝率41.2%、5歳牝馬も複勝率35%と高いですから、このあたりを中心に攻めたいですね」
では牝馬から探っていこう。
「ならばメイショウミモザ(5歳牝馬)だろう。
マイルの阪神牝馬ステークスを勝ったため、以降はマイル以上の距離を走っているが、元は1200mをメインにしていた馬。一昨年には函館・札幌の1200mで3連勝しており、洋芝の短距離は合うよ。
ここ2戦は崩れているが、GⅠ、1800mの距離と敗因あり。気性的に成績が安定していないので狙いにくいタイプだが、大敗続きで人気が落ちれば買いたいね」(情報担当記者)
複勝率の高い4歳牝馬の2頭を推す声もある。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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