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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2022年12月04日(日)更新

阪神JFはアルテミスSとサフラン賞に注目!



一時期は3連単4桁配当が続いた時期もあったが、最近は3年前が8万馬券、昨年が11万馬券と波乱傾向。今年も穴志向で予想を立てたほうがいいのだろうか。


「波乱と言っても、昨年の上位は3,8,4番人気、一昨年の上位は4,6,3番人意と、4番人気以内の馬は2頭馬券に絡んでいます。実際阪神JFの過去10年(以降もデータは、過去10年を対象)は、1~4番人気が複勝率50%で並んでおり、馬券の基本は上位人気です。ただ勝利数は1番人気が4頭、2着は2番人気が4頭で、頭から買うなら1番人気、連を買うなら2番人気が得策。また5番人気が3勝しているので、捻って買うなら5番人気ですね。なお11番人気以下は、78頭で2着が一度あるのみ。超人気薄が馬券に絡む可能性は極めて低いです」


やはり上位人気馬から軸を探すのが得策のようだ。では上位人気候補を見ていきたい。


「今年は楽しみな馬が多いから、人気上位候補は多いよ。重賞勝ち馬の中では、アルテミスS勝ちのラヴェル、札幌2歳S勝ちのドゥーラ。それ以外ではアルテミスS2着のリバティアイランド、2戦2勝のウンブライル、モリアーナといったところじゃないかな。


こちらが推すのはアルテミスS上位2頭のラヴェルリバティアイランド。期待の良血馬が並ぶノーザンFの中でも、この2頭は早くから評判も良かったし、ともに新馬は勝ち方、時計ともに優秀な内容で勝利。2戦目のアルテミスSも期待に応えてのワンツー。ラヴェルは不安視された折り合い難も問題なく、上り3F33.0秒を繰り出しての勝利。リバティアイランドも直線で不利がありながら、最後はラヴェルを追い詰めた。この2頭は甲乙つけがたいね」(情報担当記者)


データ班も、この2頭は推しのようだ。


「アルテミスSから臨戦のローテーションは、1着馬が10頭で3勝、2着1頭、3着1頭で、連対率40%、複勝率50%。ここ2年はサークルオブライフ、ソダシと連勝しています。2着馬は6頭で1勝、2着1頭、3着1頭で、連対率33.3%、複勝率50%。勝ち数で劣るものの、複勝率ではそれほど負けていません。3着以下は17頭で、2着3着がともに1頭ずつですから、アルテミス組は連対馬が断然強い。ラヴェル、リバティアイランドの信頼性は高いと思います」


この2頭では、どちらが上なのだろうか?


「阪神JFの馬体重別の成績を見ると、出走頭数は460キロ未満が102頭、460キロ以上が76頭と、460キロ未満が26頭も多いのに、勝ち数は460キロ未満が2勝、460キロ以上が8勝と、馬体が大きめの馬のほうが勝ち馬は多いです。ラヴェルはデビュー2戦が444キロ、452キロ。リバティアイランドは464、468キロですから、リバティアイランドのほうが馬体重からは優勢ですね。


また所属の中内田厩舎は、阪神JFをダノンファンタジーで勝っていますし、クラヴァシュドールが3着。朝日杯FSはダノンプレミアム、グレナディアガーズで1着、セリフォスで2着と、2歳GⅠは強いです」


レース解析班も、リバティアイランド推しだ。


「前走のアルテミスSは直線で狭いところに入り、抜け出すのに四苦八苦。その間に、外をスムーズに進出したラヴェルに交わされてしまいました。それでも外に出してエンジンがかかってからの末脚は鋭く、あっという間にラヴェルにクビ差まで迫りました。上り3Fを比べるとリバティアイランドは33.3秒で、ラヴェルは33.0秒。一見、ラヴェルの末脚のほうが凄そうですが、リバティアイランドはスムーズならもっと速い上りを出せた可能性もあるし、ゴール前100mなら断然リバティアイランドのほうが速いでしょう。新馬戦で上り3Fの日本レコード(31.4秒)を出したことを忘れてはいけません」


アルテミスS上位2頭は、リバティアイランド逆転に期待したい。他の有力馬も挙げていただこう。


「ラヴェル以外の重賞ウイナーでは、札幌2歳S勝ちのドゥーラだね。初勝利の2戦目は、ドゥラエレーデ(東スポ杯少差4着)を圧倒し好タイム勝ち。札幌2歳Sも余裕の勝利と、使う毎に強さを増している」(情報担当)


しかしレース解析班は、「洋芝しか経験がない。時計の出る今の阪神の馬場は不安がある」と、評価は低め。そのレース解析班が推すのは、同じく洋芝のコスモス賞を勝ったモリアーナだ。


「洋芝のコスモス賞も強かったけど、東京の新馬戦も強かった。この時の上り3Fは33.0秒。これだけ切れるのだから、洋芝のコスモス賞は逆に不安だったのですが、終わってみれば楽勝。違う適性を求められた2戦で楽勝は、この馬の能力が高い証。前走後は阪神JF1本に調整され、仕上がりもいいですよ」


違うタイプのレースで連勝したモリアーナのセンスは、2歳戦で大きな武器になる。


同じく2連勝のウンブライルも気になるところ。


「2戦どちらも楽勝だけど、相手も弱かった。しかも2戦ともに1400m戦。本来なら阪神JF、桜花賞を目指してマイル戦を使うのが普通。なのに1400m戦を使ってきたのは、気性に不安があるからでは? しかも鞍上は、2戦騎乗したルメール騎手から横山武史騎手に乗り替わり。テン乗りでGⅠはどうでしょう?」(レース解析班)


能力は高そうだが、気性不安でテン乗りは、GⅠの舞台を考えると気になる。


データ班は再度、ローテーションに目をつけた。


「サフラン賞(中山芝1600m、東京芝1400m時代は除く)からの臨戦は4頭で、2着2頭、連対率50%。2020年の勝ち馬サトノレイナス、2019年の勝ち馬マルターズディオサと連続して、サフラン賞1着→阪神JF2着と好走しています。なお昨年のサフラン賞勝ち馬ウォーターナビレラは、ファンタジーSに向かって1着、そして阪神JFで3着。つまりサフラン賞勝ち馬は、3年連続阪神JFで馬券圏内に来ているのです。今年の勝ち馬はサンティーテソーロ」


サフラン賞勝ち馬は、直行でも間にレースを挟んでも3年連続で馬券圏内。今年該当は直行のサンティーテソーロだ。


「千八のデビュー戦は3着ですが、距離短縮したマイル戦は2連勝。ともに後続を引き離す楽勝で、時計も上々です。阪神JFは逃げ馬有利のイメージは無いですが、3年前にレシステンシアが逃げ切ったこともあります。有力馬は差しタイプが多いので、前が有利の流れになればチャンスはあります」(レース解析班)


サンティーテソーロを最後に推奨馬も出揃ったようなのでまとめよう。


上位人気が強い傾向から、アルテミス組の上位2頭、特にリバティアイランドを今回は要マーク。他路線ではモリアーナの評価も高かったが、馬券的妙味はサンティーテソーロ。近年阪神JFに強いサフラン賞勝ち馬、そして展開利から、馬券的にはサンティーテソーロをお薦めしたい。


栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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