東京新聞杯は、昨年こそ3連単4桁配当だが、その前は14年連続万馬券。中には254万馬券もあり、2、3年前は10万超と波乱傾向が強いレース。
それもそのはず、1番人気は4年前に勝っているものの、それ以前は11連敗。過去10年(以降もデータは、主に過去10年を対象)も複勝率こそ40%あるが、勝率10%、連対率20%と苦戦している。
「1番人気だけでなく、2番人気も連対率10%と不調ですから、荒れるのは当然です。なお、3番人気は過去10年で3勝し、連対率40%、複勝率50%ですから、上位人気の中では一番信頼性は高いですね。
でも、それ以上に信頼性が高いのは5番人気。2勝、2着3回、3着2回で、連対率50%、複勝率70%あります。また、6番人気も2着が3回あり、連対率30%。人気的には3、5番人気を中心に、6番人気もマークしたいですね」(データ班)
人気別の成績を見ても、波乱度が高いことが分かる。その点を考慮しながら、推奨馬を見ていきたい。
「マイルならナミュールがいいね。
桜花賞10着、オークス4着の成績から距離があったほうがいいイメージを持つかもしれないが、前走のエリザベス女王杯でも少し力んでいたし、終いの切れや血統面を考えると、マイルのほうがいい。だからこそ陣営も、マイルの東京新聞杯を選択したのだからね。
東京マイルは、赤松賞で3F33.0秒の驚異的な上がり時計をマークして快勝。半妹のラヴェルも、東京マイルのアルテミスステークスで、スローペースを最後方から差し切る強い内容でリバティアイランド(阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬)を破るなど、血統的にも合っている」(情報担当記者)
データ班もナミュールは推しだ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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