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競馬コラム

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2014年06月26日(木)更新

期待の新種牡馬ハービンジャーの行方を測るトーセンバジル

 今週は宝塚記念が行われるが、当日は新馬戦も注目だ。

「阪神開催の芝1800mの新馬戦は、例年期待馬がよく出てくるんだ。かつては同じ新馬戦に後のGⅠ馬が3頭(アーネストリー、トールポピー、キャプテントゥーレ)が出ていたこともあるし、エイシンフラッシュ、ショウナンマイティもそうだよ」(雑誌記者)

 かつては違う日だったが、今では宝塚記念と同じ日に行われるようになり、より注目度が増してきた。

 今年は2年連続ダービー馬を輩出したノースヒルズ軍団のティルナノーグが目玉だが、もう一頭トーセンバジルというハービンジャー産駒も話題を集めている。セレクトセールで1億円以上の高額をつけたことから期待の大きさも分かるが、どうもそれだけではないようだ。

「本当はここで、良血のポルトドートウィユ(ディープインパクト×ポルトフィーノ)がデビューする予定と聞いていたんだ。しかし同じ牧場(ノーザンF)の大物が出るから、これを避けて1週デビューを前倒したという。その大物とはトーセンバジルなのではないか」(関西記者)

 これを聞くと、トーセンバジルは凄い馬なのかもしれないが、逆の見方をする人もいる。

「ハービンジャーは社台が期待する大物種牡馬で、どんな産駒が出てくるか多くの関係者が注目している。だから、頭から結果を出せないと恥ずかしいし、7月に行われるセレクトセールにも影響を与える。そのためハービンジャー産駒の中でも、特に期待の高いトーセンバジルは絶対に勝たせないんじゃないか。だから、出てきたら怖い相手になるポルトドートウィユを他のレースに回したんじゃないか。結局、その馬も新馬は負けたけどね」(専門誌記者)

 どちかが正しいのか分からないが、こんな極端な話が出るほどトーセンバジルの初戦は重要だということ。

 関東で評判だったハービンジャー産駒のサンマルティンは、調教の動きが悪く、デビューせずに牧場へ行ってしまった。

 果たしてトーセンバジルの結果はどうなるか。社台の関係者は、宝塚記念と同じくらい、ドキドキしているかもしれない。

(栗東在住ライター:鷲崎)


栗東在住ライター:鷲崎

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