上半期のナンバーワンを決める宝塚記念。
主役はもちろんイクイノックスだ。
昨年下半期は天皇賞・秋、有馬記念を連勝し、年度代表馬に。そして今年は、ドバイシーマクラシックを持ったままの大楽勝。その強さは世界に知れ渡った。あのレースを見てしまうと、宝塚記念も負けることは考えにくいのだが。
「でも、宝塚記念は過去10年で1番人気が2勝のみ。2017年には、大阪杯、天皇賞・春を連勝し、単勝1.4倍に支持されていたキタサンブラックがまさかの9着に敗れています。そのキタサンブラックは前年も3着。イクイノックスはキタサンブラック産駒ですから、気になるところです
それに前走シーマクラシック1着馬の宝塚記念出走は、ジェンティルドンナ一頭のみでデータとしての信頼性は微妙ですが、9着に敗れています」
データではネガティヴな部分もあるイクイノックス。能力的に負ける可能性は低いと思うので、何かあるとしたら状態面。こちらに不安はないのだろうか。
「海外帰りだけど、間隔も開けているし、そもそも前走は余力残しの大楽勝だから反動も気にしなくていい。今回は初めて関西圏の競馬になるけど、月頭に栗東入りして、気性面の問題もクリア。
昨年の春は体質の弱さもあって、皐月賞前に一部で不安説もあったけど、成長した今は大丈夫。1週前の追い切りも、余裕残しでCW6F80秒を切る速い時計をマークし、仕上がりも順調。ちょっと負ける姿が想像できないな」(情報担当)
ちなみに、データ班に聞くと、前走ドバイシーマクラシックの2着馬は3頭が宝塚記念に出走し、全てが馬券圏内に来ているというから、ドバイシーマクラシック好走馬が宝塚記念で弱いわけでは無い。そのあたりを考えると、馬券はやはりイクイノックスの軸でいいのではないか。
ならば今度は、イクイノックスの馬券相手を探そう。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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