新潟名物の直線1000mコースで行われるアイビスサマーダッシュ。馬券的には、どんな特徴があるのか?
「ローカル重賞は『波乱傾向が強い』とう方向で話が進むケースが多いのですが、アイビスサマーダッシュは別。
確かに、最近2年は3連単20万超と大荒れですが、その前の8年で10万超の配当は無し。人気別の成績を見ても、過去10年(以降もデータは、過去10年を対象)で1番人気は7勝、2着2頭で、連対率はなんと90%。ここまで1番人気が強いレースもなかなか無いですね。
また、2番人気も1勝、2着3頭で、連対率50%。3番人気は0勝も、2着、3着ともに2頭ずついて、連対率20%、複勝率40%。このようにアイビスサマーダッシュは、上位人気馬が強いレースです。
なお、人気薄では、9番人気が複勝率30%、14番人気が25%あります」(データ班)
ローカル開催がメインの夏競馬は、どうしても荒れるイメージが強いのだが、アイビスサマーダッシュは人気馬が強いレース。となると、有力人気馬を中心に見ていけば良さそうだが…。
「人気馬が強いっていうけど、今年のメンバーは上位人気が分からないほどの大混戦だよ。
千直巧者はいるけど、ピークが過ぎている馬も目立つ。それなら1年以上の休養明けでも、ジャングロで足りるかな。
GⅡニュジーランドトロフィー勝ちの実績はここでは上だし、1200mの中京2歳ステークスをレコード勝ちしているようにスピードもあるから、1000mも大丈夫。
問題は1年以上の休養明けって点だけど、5月後半から栗東坂路で調教を積んでいるし、速い時計を何本も出している。1000mなら息も持つと思うよ」(情報担当記者)
だがデータ班は、やはり長期休養が心配と言う。
「アイビスサマーダッシュは、過去10年どころか第1回から振り返っても、前走から半年以上の間隔が開いた馬は、該当21頭で馬券圏内はゼロ。さすがに1年以上開いたら厳しいでしょう」
そうなるとジャングロだけでなく、1年ぶりとなるオールアットワンス(一昨年の勝ち馬)も厳しいとなる。
そのデータ班は、ファイアダンサーを挙げる。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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