【出走予定馬＆想定オッズ】GⅠに繋がる走りをする馬はいるのか！？血統も要チェック！
重賞トレンドジャッジ ９月１７日（月）更新

新潟記念は、ハンデ重賞らしく過去10年で３連単10万超の配当が６回。特に昨年は70万馬券の大波乱となっている。

「最近２年は二桁人気が勝利するなど、過去10年（以降もデータは過去10年を対象）で10番人気以下の馬が３勝。また１番人気と６番人気の連対率が同じ（40％）、９番人気の馬が複勝率30％あるなど、人気薄が活躍しています。
とはいえ、さきほど話したように１番人気は連対率40％、２番人気は勝率30％と、上位人気が弱いというわけではありません」（データ班）

まずは人気に拘らず、推奨馬を挙げてもらおう。

「サリエラの初重賞制覇に期待したいのだが、挫跖があったとのこと。症状は軽いけど、いつもと違ってダート（新潟に入厩）での仕上げになる上に、このようなアクシデントはちょっと嫌だね。能力を買って本命候補だが、自信はない」（情報担当） 　本命候補と言いながら、むしろマイナス材料を強調しているのでは、人気を考えても乗っかりたくない。

レース解析班が推すのは３歳馬ノッキングポイントだ。

「強かった新馬戦もマイル。好タイムで勝った１勝クラスもマイルで、2400ｍのダービーは距離が長いと見ていたのですが、外から渋太く脚を伸ばして５着に入線。2000ｍの経験すら無かったのに、長距離のＧⅠでよく５着まで押し上げました。
しかも今年のダービーは前に有利なレースでしたから、着順以上に内容は良かったと思います。これだけの力があれば、ハンデＧⅢでは上位です」

ダービー14着のトップナイフが、豪華メンバーだった札幌記念で２着と好走。ダービー５着馬も負けていられない。

データ班は、ユーキャンスマイルを推す。

「新潟記念は、過去10年で友道厩舎が10頭出走して４勝、２着１回で、勝率40％、連対率50％の好成績。今年はユーキャンスマイル、ブラヴァスが出走を予定しています。
特にユーキャンスマイルは、４年前の勝ち馬で昨年も９番人気ながら２着の好成績。近走は着外続きですが、昨年も天皇賞で大敗した後の好走ですから、気にしなくていいと思います」

近走成績からユーキャンスマイルは今年も上位人気にならないだろうから、穴狙いには打ってつけか。

データ班は、もう一頭マイネルウィルトスもプッシュする。

「前走の函館記念は１年ぶりの長期休養明けながら４着。休養前に２戦連続重賞で２着に来た力は健在でした。一叩きで良化も見込めますし、鞍上のデムーロ騎手は過去10年の新潟記念で７度騎乗し、２勝、２着３回で連対率71.4％の高率です」

切れるイメージは無いが、長くいい脚を使うので、新潟コースは合いそうである。

これで情報が出揃ったのでまとめたい。
名が挙がったのはテーオーシリウス、ノッキングポイント、ユーキャンスマイル、マイネルウィルトスの４頭。ただノッキングポイントは上位人気間違いなし。波乱傾向が強いレースの性格から、ノッキングポイントよりは人気が落ちるテーオーシリウス、ユーキャンスマイル、マイネルウィルトスの３頭のほうが馬券的にはお薦め。連対率40％の６番人気に該当したらアツい。