ここ2年は阪神競馬場で行われていた秋華賞が、3年ぶりの京都開催。主役は当然三冠を目指すリバティアイランドだが、状態はどうなのだろうか。
「オークスを勝った時が466キロ。栗東に戻ってきたときが490キロ台と重く感じるけど、放牧先のしがらきでは520キロ前後あったというから、これでも絞れてはきているし、成長分もあるはず。
ただ、秋の目標は秋華賞だけでなく、この先(ジャパンカップかエリザベス女王杯)もあるので100%仕上げではないと思うんだけどね。
それでも、1週前の追い切りではCW6F81.5秒、最後の2F10.9-11.0秒は、なかなかお目にかかれない凄い時計。この追い切りを見てしまうと、やはり堅いのかな。京都の2000mは内回りなので、桜花賞のような競馬(追い込み)だと危険だが、オークスのように早めに上がってくれば大丈夫だろう」(情報担当)
データ班は、京都開催を歓迎と話す。
「近年、三冠を達成したデアリングタクト、アーモンドアイはともに京都開催時。しかもオークスからブッツケと、今回のリバティアイランドと同じパターンです。
逆に阪神開催だった昨年は、二冠馬スターズオンアースが、秋華賞で3着と三冠を逃しています。更に2年前は、桜花賞馬ソダシ、オークス馬ユーバーレーベンともに秋華賞で着外に敗れたように、春のクラシック勝ち馬が苦戦しています。京都に開催が戻ったことは、リバティアイランドにとってプラスだと思います」
京都の内回りでは脚を余す不安も持っていたが、データ的には京都開催は寧ろプラス。同じように差し脚質のデアリングタクト、アーモンドアイも京都の内回りを難無くこなしている。となるとやはり三冠濃厚か。
打倒リバティアイランドを託せるようなライバルが存在するのなら、三冠濃厚説も危うくなるのだが。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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