昨年の根岸Sはレモンポップが快勝。その後GⅠを3勝し、最優秀ダート馬に輝いている。今年も、根岸Sからダートの頂点へ駆けあがる馬が出現するのか。
「頂点(GⅠ)まで行くかは分からないけど、東京ダートなら常連のタガノビューティーでしょう。
根岸Sは今年で3年連続出走。これまで2年は3、4着ですが、評価したいのは4着のレース。レモンポップ、ギルデッドミラー、バトルクライが上位を占めた昨年は、根岸Sの歴史の中でも上位に入るハイレベル。これらを相手に小差の4着は高く評価できます。
今年の根岸Sは、レモンポップやギルデッドミラーレベルの馬はいないので、昨年以上の結果を期待できる」(レース解析班)
データ班もタガノビューティー推しだ。
「過去10年で、武蔵野Sから臨戦の馬は14頭おり、4勝、2着2頭、3着1頭で、連対率42.9%、複勝率50%の高率。またタガノビューティー自身は、東京ダート1400mで6戦2勝、2着2回、3着1回で、馬券を外したのは昨年の根岸S4着のみ。解析班の言う通り、今年のメンバーなら着順を上げてくる可能性が高いです」
情報担当が推すのはサンライズフレイムだ。
「本来ならドライスタウトを推したかったが、残念ながら脚部不安で回避。そこで、ドライスタウトの一つ下の弟になる、サンライズフレイムに期待をかけたい。現在4連勝中。全てが1400mだから、根岸Sはピンポイントに狙い撃ってきたレースと見ていいだろう。前走で見せた末脚の破壊力は、東京コースで更に磨きがかかるだろう」
サンライズフレイムにダート界の新星誕生の予感もあるが、同じ新星ならエンペラーワケアを挙げるのが解析班だ。
「条件クラスを2連勝。前走は残り1Fあたりで抜け出すと、最後は強く追うこと無く3馬身半差の楽勝と、かなり奥は深そうです。これまでとは相手が違いますが、前走内容を見る限りGⅢなら即通用の器です」
ここまでの3頭は上位人気候補。そろそろ穴っぽい馬もいたら挙げていただきたい。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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