昨年の勝ち馬プログノーシスは、後に天皇賞・秋3着、クイーンエリザベスⅡ世カップ2着とGⅠで活躍。2年前の勝ち馬ジャックドールは翌年に大阪杯を制し、3年前の勝ち馬ソダシは翌年にヴィクトリアマイルを優勝、そして4年前の勝ち馬ノームコアは年末に香港カップ制覇。
このように、近年の勝ち馬は走当時もGⅠ級のレベルにあったが、当レースを制した後もGⅠで活躍。札幌記念にGⅠ昇格の声があがるのも分かるような気がする。
例年GⅠ級の馬が活躍となれば、レースはガチガチの堅い決着が多いと思っていたら、なんと1番人気は12連敗中。もしかして札幌記念は荒れるレースだったのか?
「確かに1番人気は12連敗中ですが、その間に2着5回、4着3回で複勝率は66.7%と高い数字。1番人気が12連敗しても、2番人気が6勝し、勝率50%、複勝率66.7%ですから、人気の実力馬が上位に来ていると思っていいですね」(データ班)
1番人気は頭が微妙も、馬連や3連複の軸なら信頼できそうだ。
「人気馬が強いなら、今年もプログノーシスで堅い。昨年の勝ち馬で、しかも2着に4馬身もの差をつける楽勝だからね。
今年も好調で、前走のクイーンエリザベスⅡ世カップは出遅れながらもクビ差2着。勝ったロマンチックウォリアーが後に安田記念を勝っていることを考えても、この2着はGⅠ勝ちに匹敵する。
それ以来のレースとなるが、昨年も同じローテンションで勝っているし、今年も順調に来ているので仕上がりに心配はない。昨年以上に力をつけている現状から、ここは堅い一戦だと思う」(情報担当)
データ班は、人気が少々気になる模様だ。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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