キーンランドカップは、秋最初のGⅠスプリンターズステークスへ繋がる前哨戦の一つ。
ただ、過去10年、キーンランドカップからスプリンターズステークスに向かって本番を勝った馬は1頭もいない。ならばスプリンターズステークスと切り離して考えたほうがいいのだろうか。
「確かに勝ち馬は出ていませんが、過去10年(以降もデータは、過去10年を対象)、キーンランドカップ勝ち馬はスプリンターズステークスで複勝率37.5%、2着馬は複勝率40%。連対馬は本番で勝利こそ掴んでいませんが、好走率は高いです。そう考えるとキーンランドカップは、スプリンターズステークスで好走できるレベルの馬を狙ったほうがいいとも言えます」(データ班)
なるほど。そう考えると、昨年のキーンランドカップ覇者であり、実績的にも能力的にも上位のナムラクレアが優勢か。
「昨年のキーンランドカップは、ヴィクトリアマイル以来約3ヵ月ぶりで勝利。今年は高松宮記念以来で約5ヵ月ぶりとなるが、栗東でCW、坂路ともに好タイムをマークしてから函館入り。
1週前の追い切りは時計も平凡だけど、馬場が悪く無理をしていないだろうから、仕上がりは悪くないんじゃないかな。昨年1月のシルクロードステークス以来、1400m以下のレースでは6戦して全て3着以内、うち3戦はGⅠ(2、3、2着)と高いレベルで安定している馬。目標はもちろん次(スプリンターズステークス)だろうが、それでも勝ち負けにはなるだろう」(情報班)
高松宮記念からのローテーションは大丈夫なのだろうか?
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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