フェアリーステークスは過去10年で、3連単10万円を超える大波乱が5回も出現。2年前は50万円を超える超万馬券も出現している。
「1番人気は10連敗中で、その間に2着が2回あるのみ。2番人気も過去10年で1勝、2、3着がゼロで複勝率はたったの10%。これでは荒れるのも当然です」(データ班)
これは人気馬を買っている場合ではない。推奨は穴馬を!と思ったが、情報班、レース解析班はともに上位人気候補のシホリーンをイチオシに挙げてきた。
「新馬戦は2着に負けたけど、レコードタイムで勝ったファンダムから0.1秒差。そのファンダムは2戦目のジュニアカップも勝利しています。
シホリーンも2戦目は当然のように楽勝し、前走のアルテミスステークスは直線で前が壁になり待たされるシーンがありながら、勝ち馬から0.2秒差の4着。不利が無ければ勝ち負けになったでしょう。
デビューから3戦全てで好レースを展開しており、今度のメンバーの中では力が一枚上です」(レース解析班)
「解析班の話した通り能力も高いけど、仕上がりも他馬より進んでいる。特に目立つのは坂路の時計。12月22日に52.8-11.7秒の好時計をマークし、12月28日にも終い重点に55.4-11.8秒。滅多に見られない坂路1F11秒台を連発しているように、今回のメンバーでは脚力、仕上がりともにリードしている」(情報担当)
今年のフェアリーステークスはシホリーンの存在でついに堅くおさまるのか。ただデータ班はネガティヴな意見だ。
「過去10年(以降もデータは、主に過去10年を対象)、前走アルテミスステークスから臨戦の馬は12頭出走し、1着1頭、3着1頭で複勝率は16.7%。アルテミスステークスで掲示板に載った4頭はフェアリーステークスで着外に終わっており、4着のシホリーンも該当します」
そんなデータ班は、同じ東京マイルならGⅢのアルテミスステークスより、1勝クラスの赤松賞のほうが信頼できるという。
「前走・赤松賞から臨戦の馬は16頭で、1、2着2頭ずつ、3着1頭で、複勝率31.3%と、16.7%のアルテミスステークスより全然上。なので赤松賞組を優先したいですね。
そこで2着のレイユールを推奨。
新馬戦はフェアリーステークスと同じ中山マイル戦を楽勝し、赤松賞はメンバー最速上がりをマークと、過去2戦ともに評価できます」
レイユールは解析班も、「赤松賞は終いの脚が目立ち、ペースを考えると勝ち馬より強いレース」と評価は高い。ただ、この馬も上位人気候補。できればフェアリーステークスは穴馬が欲しい。
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栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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