先日行なわれたセレクトセール。多数の有名騎手が来場していた。戸崎騎手は里見オーナーに平身低頭だったし、福永騎手は同期で調教師に転身した高橋亮調教師や山本英俊オーナーらと一緒にいた。昨年、一昨年とセレクトセールには来場していなかった武豊騎手。今年は会場に来場し「社台グループ」と関係性が良くなったのかと思われたが……。
「雑誌の対談があるんで、そのついでだったみたいだよ。某週刊誌で競馬キャスターの大ベテランS女史との対談が予定されていたみたい。S女史は取材でセレクトセールに来ていたみたいだからね。決して関係性が良くなっていないのは騎乗馬も見ればわかるでしょう」
かつてほど険悪だった状況ではなくなったものの、それほど馬質が上がったともいえないのが武豊騎手の状況だ。
「少し古い話だけど、CBC賞で51㎏のザラストロに乗ることが話題になったけど、あーいう軽ハンデの馬が回っている状況ではまだまだということだよ。競馬界の至宝ともいえる武豊騎手が減量で話題になるのはちょっと違うよね」
と競馬専門紙のTMは語る。
「新馬戦でノーザンF期待の馬に騎乗したりするなど徐々に関係性は良くなっているのかなとも思えなくもないけど、リーディング上位厩舎の馬というよりは武豊シンパの調教師が乗せている感じだからね。夏場は騎手も少ないとどこも嘆いているし、秋になって外国人騎手がやってきた際にどうなるのか……」
最近、若手騎手を中心にいわれているのが、結果を出したところで馬は回ってこないということ。そんなことでやる気を失っている若手騎手は論外にしても、起こり得る話だけに引き続き注視する必要はあるだろう。
(馬産地ライター:青木)
栗東在住ライター:鷲崎
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