ここ6年の3連単は全て万馬券。しかも5回は7万以上で、昨年は上位3頭が全て二桁人気で、3連単は471万という大爆発を起こした。果たして、今年も荒れる愛知杯は続くのか。
ただ前評判は、やはり人気上位が予想される3頭が高い。
「角居厩舎のディアデラマドレとキャトルフィーユの評判がいい。特にディアデラマドレは、栗東の多くの関係者が、「勝つのはこの馬」って話しているからね。前走のエリザベス女王杯は内が断然有利の馬場で、唯一大外から進出して3着。着順以上の濃い内容だった。相手が弱くなるし、直線の長い中京もいい。
キャトルフィーユは勝ち味に遅いから、決め手のあるディアデラマドレに対して不利だが、なにせ鞍上がムーア。これは大きいね」(関西専門紙記者)
と角居厩舎2頭はともに有力なようだ。
また関西の別の記者はフーラブライドを挙げる。
「この馬は叩いて叩いて良くなる。前走のエリザベス女王杯は叩き2戦目でかなり良くなっていたが、その通り4着と健闘。今回は更に良くなっていることと、相手が落ちたことで馬券圏内に入ってくるんじゃないか。昨年の愛知杯を勝っているように、コース適性はバッチリだし」
これではガチガチな結果になってしまうが、愛知杯がそんなに簡単に終わるのか。これまでの傾向を見ると、穴馬の激走条件で目立つのは、ハンデが52キロ以下、そして好位から競馬をしている馬だ。そこで挙がるのが以下の馬である。
「昨年大穴を開けたフーラブライドは、ダートから芝に変わり連勝。その勢いで愛知杯も制しました。今年似ているのはコーディリアです。この馬はもともと芝を走っていたのですが、結果が出ずにダートへ。そこへ行っても駄目で芝に戻ってきたら一変。いきなり13番人気だった芝の500万を勝つと、1000万特別も勝ちました。前走の1600万も4着でしたが、2連勝時の逃げではなく差す形でのものですから価値は高いですね。どんな競馬もできるので、好位付けは可能。ハンデも51キロと手頃だし、乗れている石川騎手騎乗も不気味です。
もう一頭挙げたいのはリメインサイレント。春のパールSでは、今回1番人気が予想されるディデラマドレからコンマ3秒差。その時は同斤量でしたが、今回は向こうが56キロ、こちらは51キロと5キロ差が広がったので逆転のチャンスが出てきました。好位から競馬ができるので、愛知杯の穴馬に合います」(競馬雑誌ライター)
人気が予想される3頭は強力だが、一攫千金の夢を探すに相応しい愛知杯だけに、ここは一発穴馬券を狙いたい。
(栗東在住ライター:鷲崎)
栗東在住ライター:鷲崎
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