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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2015年02月03日(火)更新

恐るべし堀厩舎の3歳勢

日曜日の東京は根岸Sがメインだったが、ファンの多くはアノ馬の印象のほうが強く残ったのではないか。セントポーリア賞を勝ったドゥラメンテのことである。

新馬こそ2着に敗れたが、続く未勝利戦では上がり2F11秒0-11秒1という東京の2歳戦では破格の上がりラップで、後続を6馬身離す楽勝。今回はそれ以来約3か月ぶりのレースとなった。久々のうえに、相手は未勝利戦の時よりも遥かに上。しかも石橋騎手には申し訳ないが、ムーア騎手から鞍上は弱化。この条件でどんな競馬を見せてくれるのか。

しかしレースは、前走を超える強い内容で圧勝。2着に5馬身差をつけ、勝ちタイムは東京芝1800mで1分46秒9とまたしても破格の内容で勝ち上がった。

「前走が強かったから、今回はハードルを上げてレースを見ていたが、その期待を超える強さだった。母はGⅠ馬アドマイヤグルーヴだが、ドゥラメンテは母の最高傑作とまで言われていた馬。このラインは祖母エアグルーヴ、曾祖母ダイナカールと3代続けてGⅠを勝っている。この馬で4代連続GⅠ制覇の偉業も見えてきたね」(雑誌記者)

この馬を管理しているのは堀厩舎。実は前日にも堀厩舎の3歳馬は、ゴールデンバローズで圧勝劇を見せている。

「こちらはダートだが、前走は2着に2・6秒差をつける大差勝ち。この内容で陣営はドバイのUAEダービーにも登録したほど。そして2勝目の今回は、スタートからレースに乗り切れず心配したが、直線は外からアッサリ抜け出して楽勝。マイル1分35秒6の時計も優秀だ。さすがにドバイで勝てるとは思えないが、今の国内の3歳ダート戦線では一番強いんじゃないか」

土日でドゥラメンテ、ゴールデンバローズの2頭が圧倒的な強さを見せた堀厩舎だが、他にも新馬、東京スポーツ杯2歳Sを連勝し、クラシック候補に数えられているサトノクラウンがいる。

「ドゥラメンテは本来なら、母や兄姉が所属した橋田厩舎に入るのが普通なのに、堀厩舎に入厩。来年の2歳馬には、レーヴディソール、アプレザンレーヴの半弟になる馬(父ディープインパクト、母レーヴドスカー)も入厩する。これまでは松田博厩舎に入っていた血統だが、松田博調教師の定年が近いため、将来を考えて他の厩舎へということなのだろう。その先が堀厩舎というあたりが、ノーザンFの評価の高さを物語っている。なにかと評判の悪い堀さんだけど、強い馬をつくる腕は確かだよ」(競馬専門誌記者)

今年の3歳戦線だけでなく、来年の堀厩舎も躍進は間違いあるまい。

(美浦ライター:高木)

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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