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競馬コラム

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2015年02月18日(水)更新

遅いデビューのほうが走る? 期待のディープ産駒が続々登場

京都記念の2強が揃って連対できないのも衝撃だったが、共同通信杯も衝撃の結末。新馬を勝ったばかりのリアルスティールが、クラシックに最も近いと言われていたドゥラメンテを突き放して快勝。立場を逆転させて一躍クラシック戦線のトップに立った。

「新馬を見て、相当の馬であることは多くの人が感じ取っていただろう。でも競馬ってのはそんなに甘いものでは無い。2歳戦ならともかく、この時期の3歳重賞はレースレベルも高くなり、どんなに新馬戦で強い競馬をしても、いきなり勝つのは難しい。共同通信杯も、そんな離れ業を演じた馬はいないし、特に今回はドゥラメンテがセントポーリア賞で凄い競馬をしている。尚更新馬一戦の馬が勝つなんて無理な状況だった」(競馬専門誌記者)

そんな見方を覆し、リアルスティールは一旦並ばれたドゥラメンテを再度突き放す強い競馬で勝ってしまった。

「矢作厩舎では早くからダービーを意識し、相当な期待を持っていたのは確か。でもデビューが年末だったように完成度は低く、今回も絶対勝ちに行くっていうよりは、力試しという雰囲気だった。まあ普通に考えて、新馬一戦で本気に共同通信杯を勝つなんて言ったら、甘いよね。でも、それが現実になってしまった。完全勝負状態で勝ったわけではないから、馬の伸びしろはまだまだ大きい。はっきり言って、2着ドゥラメンテ以降と差は、この先もっと大きくなる」

と関西の記者も、今回の勝利に驚きを隠せない。

このリアルスティールをはじめ、ディープインパクト産駒の躍進が止まらない。牝馬ではコンテッサトゥーレ、クルミナルがデビューから2連勝。ミッキークイーンもクイーンCで2着している。牡馬ではシャイニングレイも新馬、ホープフルSと2連勝中だ。

「今挙げた馬は、全て11月以降にデビューした馬。年が明けてデビューしたキロハナも期待が高い。

そして先週は、東京の芝1600m戦の新馬を楽勝したグレーターロンドン。これは走るよ。調教でも桁外れの動きを見せていたが、レースでも追い出してから持ったままの楽勝で、大物感十分。母は桜花賞2着のロンドンブリッジ、半姉はオークス馬のダイワエルシエーロ、半兄は重賞2勝のビッグプラネットと母系も良く、将来性も十分だよ。

そして京都の1800m戦で勝ったレゲンデ。こちらは相手に恵まれたこともありグレーターロンドンに比べると物足りないが、ジェンティルドンナ、ドナウブルーの全弟だから成長力は期待できる。ディープ産駒は楽しみ馬ばかりだ」

とはPOG本のライター。

最近は新馬戦スタートの前倒しに、2歳重賞が増えたこともあり、牧場側も2歳馬の始動を早くしていると聞く。それでも遅いデビューのディープ産駒から活躍馬が続出しているのは何故なのか?

「前から言われているけど、ディープ産駒は成長が遅く、馬に合わせてじっくり使っていったほうがいいっていう意見は多いんだ。実際、2歳夏にデビューしたディープ産駒では、ティルナノーグ、アヴニールマルシェが期待されたが、最近は伸び悩み。11月以降にデビューしたシャイニングレイやリアルスティールにあっさり追い抜かれてしまった。

リアルスティールなんかは、初秋に入厩する話があったものの、『成長が止まっている』と入厩が遅れ、デビューが年末まで伸びてしまった。ティルナノーグやアヴニールマルシェがオープンで活躍している裏で、こんなことを言われていた馬が、2月の重賞で早くも逆転。ここがディープ産駒の怖いところだ。

シャイニングレイもPOGのドラフト時期(5月)の頃は話題に挙がっておらず、デビューも遅いと聞いていた。レゲンデも『POG期間内にデビューできないかも』って悲観的なことを言っていた人もいたし、クルミナル、グレーターロンドンもPOGには危険と言われていた。それが今では期待馬に変身しているからね。ディープ産駒は分からないよ」(POG本ライター)

もちろんディープ産駒の早期デビュー馬が全て駄目なわけではなく、昨年夏にデビューしたポルトドートウィユは現在でも成長をしており、クラシック候補の一頭に数えられている。ただ後発デビューとなったシャイニングレイ、リアルスティールの成長力と比べると、劣勢は否めない。

シャイニングレイ、リアルスティール以外にも名が挙がった、牡馬のグレーターロンドン、レゲンデ、キロハナ、牝馬のコンテッサトゥーレ、クルミナル、ミッキークイーン。このあたりが活躍するとなると、ディープ産駒は、マイナス材料になるはずの遅いデビューでも問題なしということになる。POGをやっているファンは、ディープ産駒のネガティヴな評判は気にしないほうがいいぞ。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

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