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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2015年03月11日(水)更新

それぞれの騎手事情

サトノクラウンが弥生賞を完勝し、3戦無敗でクラシックに臨む。前走の東京スポーツ杯2歳Sは、鞍上のムーア騎手の腕で勝ったといった評価が多く、馬自身の力は未知数のように言われていたが、今回の勝ち方で馬の評価も上昇。皐月賞も当然有力だ。

これで困ったのは福永騎手。共同通信杯を勝ったリアルスティールはクラシック候補の筆頭に挙げる人も多く、福永騎手自身もこの馬にはご執心という話も入っていた。それだけに、サトノクラウンの強さを手綱で感じ取った今は悩んでいることだろう。ここまではリアルスティールで決めていた節もあるので、本番もこのまま行く可能性は高いが、怖いライバル登場に気が気ではなかろう。

逆の結果で困ったのは川田騎手か。シャイニングレイでクラシックに行くのが当然と思われたが、弥生賞の大敗でこれも変わるかもしれない。というのも川田騎手には4戦3勝のベルーフもおり、2戦目は騎乗停止で浜中騎手に乗り替わったが、もとは2戦2勝のキロハナの主戦でもある(キロハナの3戦目若葉Sも浜中騎手騎乗予定だが)。

福永騎手が嬉しい悩みだったら、川田騎手は本当の意味で困った悩みとなりそうだ。

このように有力馬の選択で悩むのは一部のリーディング上位騎手のみ。他の騎手は有力馬を見つけても、すぐにリーディング上位騎手に乗り替われてしまう。そんな一人が酒井学騎手。ニホンピロアワーズでGⅠを勝ち、ハクサンムーンの主戦騎手としても活躍していたが、今はどちらも手放す形になっていた。

「実績の少ない騎手は、どこかでミスると、それ一発で乗り替わられることが多いからね。酒井騎手も、大きな騎乗ミスがあったとは思えないけど、結果が出ないと『騎手を変えよう』という話になってくる。これがリーディング上位騎手なら、こんな話は出てこないのに」(栗東記者)

こうして酒井学騎手は、有力馬を取られてしまう形になったが、オーシャンSで久々にチャンスが巡って来た。ハクサンムーンに騎乗予定だった内田博騎手が騎乗停止になり、急遽酒井学騎手が騎乗することになったのだ。

ハクサンムーンは果敢に逃げて直線も粘りに粘る。ゴール寸前でサクラゴスペルに捕まったが、久々にハクサンムーンらしい競馬を見せてくれた。

「これでハクサンムーンの主戦が酒井騎手に戻ればいんだけど。コパノリッキーの田辺騎手しかり、もう少し陣営には長い目で騎手を見てほしい。そうじゃないと若手や、中堅騎手が伸びない」

有力馬の選択に悩む福永騎手と川田騎手。手綱を取れない馬は、きっとリーディング上位騎手や外国人騎手にまわるのだろうが、これがチャンスに恵まれていない中堅・若手騎手にまわれば競馬ももっと面白くなると思うのだが。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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