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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2015年03月18日(水)更新

恐れていたことが現実になってしまったショウナンアデラ

弥生賞、チューリップ賞と最重要のトライアルも終わり、益々盛り上がるクラシック路線だが、残念ながら有力候補2頭が骨折により戦線離脱してしまった。2戦2勝の牡馬キロハナ、昨年の最優秀2歳牝馬に輝いたショウナンアデラだ。

「キロハナは、新馬も強かったけど、特に2戦目は桁違いに強かった。ディープインパクト産駒は2戦目が重要とよく言うけど、その2戦目に更なる変わり身を見せ、素晴らしい瞬発力を披露した。まだまだ伸びしろもあったし、ダービーでは特に面白いと思ったのに」(関西記者)

関西の秘密兵器といった存在のキロハナだったが、大物ぶりを大舞台で見せつけるのは先になってしまった。

もう一頭のショウナンアデラは、ルージュバックとの主役決戦が注目されていたが、対決を目前に無念の戦線離脱となった。 

「新馬はナヴィオンに差されたが、その後は未勝利戦、500万を馬なりで連勝。ご存知の通り、阪神JFは他馬が止まって見えるほどの末脚で差し切った。

能力はずば抜けてるいるのだが、ずっと不安だったのが脚元。デビュー前はウッドで追い切りをやっていたのだが、2戦目以降は坂路に変えて馬ナリばかり。最近の美浦坂路は重くなってスタミナやパワーが必要になったが、時計が出にくい分、脚には負担がかかりにくい。それもあって坂路にしたのだろう。

陣営も、この馬の話になると必ず脚のことを気にしていた。それくらいショウナンアデラの脚はガラスのように、いつ壊れても不思議ないほど厳しい状態。だから桜花賞も、前哨戦を使わずブッツケの予定だったんだ。

こうして大事に大事に進めてきたのに、結局は故障とは陣営もつらいだろう。能力は段違いなので、しっかり脚を直し、丈夫になって復帰してもらいたい」(美浦関係者)

脚が悪いと分かっているから慎重に進めてきたのに、それでも故障してしまうのがサラブレッドの難しさ。これ以上、故障馬が出ないことを祈りたい。

(美浦ライター:高木)

栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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