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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2015年04月01日(水)更新

層の薄い日本の短距離、ダート路線

先週はドバイの招待レースが日本時間の土曜日から日曜日にかけての深夜にあり、日曜日の競馬を寝不足のまま迎えた人も多かっただろう。結果はご存知だと思うが、日本馬は勝利を掴めず、ドバイシーマクラシックのワンアンドオンリー、UAEダービーのゴールデンバローズの3着が最高で、メインのドバイワールドCは、ホッコータルマエが5着、初ダートのエピファネイアは9着に終わった。

そして国内で行われたGⅠの高松宮記念は、香港のエアロヴェロシティが勝ち、日本の馬は国内外でやられてしまった形だ。

「日本らしい高速馬場ならきつかっただろうが、中京は馬場が重く、雨も降って時計がかかったことが、エアロヴェロシティには良かった。もちろん馬場の恩恵だけではなく、香港スプリントを勝ったように実力も十分あった。

また鞍上のパートンは、これまで日本でも乗っており、大きな実績は残していないものの、トレセン関係者の間では腕がいいと評判だった。香港でもリーディング上位の成績を残しており、今度の結果で日本に来ても有力馬の依頼が増えるだろう」(栗東記者)

日本馬はハクサンムーンがあと少しというところまで粘ったが、最後は力尽きて2着。ミッキーアイルもかかり気味になりながら3着と頑張ったのだが。

「絶対王者ロードカナロアが引退以降、日本の短距離界は主役不在のまま。そんな状態でもリアルインパクトが豪州で勝ったので、日本馬全体が強くなったイメージを持ってしまうが、エアロヴェロシティの勝利を見ての通り、そんなに甘くはない。

日本馬は芝の中長距離では間違いなく世界のトップクラスだが、短距離はそこまでの層の厚さは無いだろう。

それはダートも同じ。日本のダートのトップであるホッコータルマエも、圧倒的な強さで3連勝したゴールデンバローズも、環境の違う競馬で力を出せなかった部分もあるが、それを含めて力負けだった。

クロフネやロードカナロアみたいな馬がそう簡単に出るわけがなく、現状の馬では芝の短距離はまだしも、ダートで世界のトップを目指すのは難しい」(美浦関係者)

海外もそうなのかもしれないが、特に日本は芝のマイルから2400mあたりをベースに馬をつくっている。馬主も、最初から短距離やダートに特化した馬より、クラシックを狙える馬が欲しい。牧場もそれに合わせて馬をつくるのだから、どうしても偏りができるのは仕方がない。 

ただ現在芝で活躍している馬の中にも、実はダートの大物候補が隠れているかもしれない。実際クロフネも当初は芝で活躍していた。皐月賞馬のロゴタイプが、ダートの根岸Sに出走して話題になったが、こうした馬が出てくれば、いずれ世界のトップに通じるダートの怪物が出てくる可能性もある。そんな馬の誕生に期待したい。

(栗東在住ライター:鷲崎)

 

栗東在住ライター:鷲崎

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