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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2015年06月03日(水)更新

国枝厩舎が銀河系軍団に

かつて世界の一流選手が揃ったレアルマドリードを「銀河系軍団」と呼んでいたが、今の競馬にこれを当て嵌めると、国枝厩舎が相応しいと関係者は話す。国枝厩舎にはGⅠ馬ダノンプラチナを始め、大久保洋厩舎から移籍してきたショウナンラグーンなど重賞勝ち馬が現役に6頭いる。なかなか粒が揃っているが、バリバリのGⅠクラスと呼べる馬は古馬にはいない。国枝厩舎のどこが銀河系軍団なのか。

「それは、これからデビューする2歳馬の話だ。POG人気もあって、最近はデビュー前の評判2歳馬の情報がバンバン入ってくる。その多くは、関西の角居、池江、藤原英、松田博らお馴染みの有力厩舎に入るのが普通だった」(競馬専門誌記者)

関西優勢が長く続いていたので、馬主も栗東の厩舎に入れたがるのは当然。ただ、ここへ来て風向きが変わりつつあるという。

「長く低迷が続いた関東馬だが、これではイカンと少しずつ変革が見えてきた。若い調教師の頑張りが目に付くし、美浦の坂路やウッドも負荷をかけるようになり、馬の鍛錬という面でも、栗東に負けなくなってきた」

その結果、最近は関東馬も互角に戦えるようになってきた。

「こうした流れの中で、美浦に有力馬を入れる風潮が出てきた。中でも評判がいいのが国枝厩舎。関東馬苦戦の中でも、マツリダゴッホ、アパパネ、マイネルキッツらでGⅠを勝ち、昨年も朝日杯FSをダノンプラチナで優勝と、関西馬に負けない馬を作って来た。また国枝先生は、特に馬に優しいので、馬主さんからの評判も高い」

そんな評判を証明するように、今年の2歳馬は豪華絢爛な顔ぶれなのだそうだ。

「特に凄い評判になっているのがプロディガルサン。セレクトセールで、金子さんが久々に1億以上の金額で落札したので話題になったが、その後全兄のリアルスティールが活躍して、評価は更に上がった。すでに入厩して6月後半にデビュー予定。これは今年の2歳馬の目玉でしょう」

全体の2歳馬でも一番の評判馬が国枝厩舎に入る。それだけでも凄いのに、他にも評判馬は多数いるという。

「すでに放牧に出たが、この前まで美浦にいたサトノキングダムは、ケンタッキーダービー馬アニマルキングダムの半弟。血統もいいが、すでに入厩できたように仕上がりも良好。プリディガルサンが金子さんなら、こちらは里見さんの馬。大馬主2人の馬だから、国枝先生も力が入るはず」

他にも期待の良血馬はまだまだいる。

「コアコンピタンスは、スティンガーの仔。社台Fでも屈指の評判馬で、すでに入厩しているように、順調に進んでいる。

秋以降のデビュー組では、ルージュバックの半弟ケイブルグラム、ミッキークイーンの全妹ルールブリタニア、タンタアレグリアの半妹タンタビクトリアもいる。東京TCでも1、2という声もあるレッドアルカナもいいしね。それから岡田スタッドの父ディープインパクト、母メリッサも牧場での評価が高い。

最近話題になった組では、父ディープインパクトに母ムーンレディ。千葉サラブレッドセールで1億9000万円の高値をつけたが、この馬も入るよ」

国枝厩舎に、これだけの評判馬が大量に入ったことなど記憶にない。POGをやる人は、国枝固めも一つの手ではないか。ただ、これだけ凄い馬がいっぱい入るとなると、馬をまわせるか不安にもなってくるが…。

(美浦在住ライター:高木)

栗東在住ライター:鷲崎

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