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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2013年10月02日(水)更新

凱旋門賞は気を引き締めて観戦せよ!

今週末は毎日王冠、京都大賞典が行われ、GⅠクラスの馬が多数出走。競馬も更に盛り上がってくる時期だが、それ以上にファンが楽しみにしているのが、日本時間日曜日の夜に行われる凱旋門賞だろう。


前哨戦を楽勝したオルフェーヴルと、8分のデキで勝ったキズナ。この2頭がいれば、史上初の凱旋門賞制覇も間違いないと思っている方も多いだろうが、実際はどうなのか。これまで何度も凱旋門賞の取材に行き、海外競馬の事情にも詳しい関係者に話を聞いてみた。


「フォワ賞でオルフェーヴルが勝つことは予想していましたが、ニエユ賞のキズナが勝ったことは驚きました。叩き台仕様という話を聞いていましたし、凱旋門賞の有力馬も出ていましたから。

これで日本馬が勝つチャンスはかなり高くなりましたが、なにせヨーロッパ調教馬が圧倒的優勢の凱旋門賞、何が起きるか分かりません」


では、海外で有力の馬はどの馬なのか?


「まずはキングジョージを勝ったノヴェリストでしょう。ドイツの馬なんですが、今のヨーロッパナンバー1ホースで、自国だけでなく遠征しても高いパフォーマンスを見せています。最近はドイツ馬のレベルも上がっていて、昨年の凱旋門賞もドイツの馬が勝利。この馬が日本馬にとって最大のライバルになるのでは。

次は、ニエユ賞、フォワ賞と同日に行われたヴェルメイユ賞の勝ち馬トレヴ。前哨戦の3つの中では一番時計も速かったですね。これで4戦全勝。凱旋門賞は例年牝馬が上位に入っていますし、このレースからデットーリが騎乗したことも怖いですね。

あとは、キズナに少差まで迫ったイギリスダービー馬ルーラーオブザワールドでしょうか。



確かに日本馬は前哨戦で勝ちましたが、これで日本馬へのマークは更に厳しくなります。それから、どういうわけだが本番前日に激しい雨が降ることが多く、この競馬場特有の馬場になることが多い。あまり馬場が重くなりすぎると嫌ですね。

もう勝った気分の人が多いようですが、私はやっと五分になったという感です」


昨年もオルフェーヴルの勝利が決まったと思った瞬間に差されてしまったことを考えると、凱旋門賞を勝つことは、やはり簡単ではない。あまり楽な気持ちで観戦すると、勝ったときの感激も薄れてしまうもの。ここは気を引き締めて応援したい。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

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