16日未明にかけて関東地方を襲った台風26号。当然、トレセンにも大きな影響を与えた。馬場入り開始は通常6時だが、とてもじゃないがそんな状況ではなく、10時開場となった。しかし、ウッドコース、坂路コース、Pコースは閉鎖され追い切ることが出来るのは南北のダートコースという状況。
「ダートだってぐちゃぐちゃ。しかも風が強くて軽く乗るのも危ない状況。厩舎によっては午後から馬場に入れたところもあるみたいだけど、厩舎作業を簡単に行なって様子見るしかないよね。
ただ、明日はおそらく大渋滞。いつもより早く開けるとか遅くまで開けておくとか対応策がないと、大事故につながりかねないよ」
GⅠ週ということもあり、美浦からはダービーフィズなど何頭かの期待馬もいる。しかし、自然の力には逆らえないのも事実だ。
「結局、3日間開催の影響も大きい訳。火曜日は事前申請さえしておけば、全休日でも乗ることはできたけど、そもそも3日間開催さえなければいろいろと対応はうてたはず。もちろん、季節外れの台風なのはわかっているけどこのままじゃ、何が起こっても不思議ではないよ」
こうした声は様々な関係者から聞こえてくる。来年は金曜日開催もあるという噂もあり、現場からは心配する声も少なくない。続くレポートでは今回の台風はそれほど影響のなかった栗東からの声を届けることにしよう。
(美浦ライター:高木)
栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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