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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2016年05月15日(日)更新

オークスは、東西良血対決で決まるのか

メジャーエンブレム、ジュエラー、シンハライトの3強対決と見られていたオークスだが、メジャーエンブレムはNHKマイルCに矛先を向け、ジュエラーは骨折。これによりシンハライト1強の形になってきた。

だが、フローラSを18番枠から快勝したチェッキーノの評判がうなぎ上りで、これを加えた2強対決とする見方も増えて来ている。この2頭の評判が高いのは、成績はもちろん血統的にも目立つからだ。

シンハライトは、全兄にラジオNIKKEI杯2歳S勝ち馬アダムスピークに、半兄は若駒Sを勝ったアダムスブリッジ、半姉に重賞3着以内が4度あるリラヴァティと、きょうだいに活躍馬が並ぶ。

チェッキーノのほうも、母は重賞勝ち馬ハッピーパス、全兄に重賞2勝のコディーノと、血統背景は負けていない。能力、血統ともに揃っている東西の2頭で堅いのか。

「シンハライトは、兄2頭が脚部不安で苦しんだから、この馬も大事に育てられ、本当に仕上げてきたのは最近になってから。それでデビューから3連勝で、桜花賞はハナ差の2着だから能力は相当高いし、まだまだ上積みはある。

ここまでマイル以下ばかり走っているが、兄2頭から2400m戦は持つだろうし、折り合いの心配もないので、距離は大丈夫だ。唯一心配なのは馬体重。420キロ台の小柄な馬で、初めての長距離輸送がどう響くか。これは当日のパドックを見るしかないが、ここをクリアできれば今度は頭(1着)を取れるんじゃないかな」(関西系記者)

これに対し、関東のチェッキーノはどうか。

「母系はスピード馬が多いから、2000mのフローラSはどうかなって不安はありました。しかも東京芝2000mの大外枠ですからね。この不利を覆し、3馬身差の楽勝。しかも、まだ差が開きそうな勢いでしたから、距離不安云々のレベルでは無いですね。あの内容なら、3歳牝馬レベルの2400mなら大丈夫でしょう。能力も足りると思います。

心配なのは反動。未勝利戦を勝った時も、次はフェアリーSという話がありながら放牧。アネモネSを勝ち、いざ桜花賞というときにも疲労で回避と、どうも体質に問題がありそうです。今回は出てくるようなので大丈夫と思いますが、フローラSが強すぎただけに、見えない疲れが心配です」(競馬雑誌ライター)。

シンハライトはパドックで分かりそうだが、チェッキーノは判断が難しそうだ。

それでは、東西2強以外で楽しみな馬はどのあたりになるのか。

「関西では3頭。フラワーCを勝ったエンジェルフェイスは、その後も順調。間隔は開いたが、調教内容から心配ない。ここ2戦逃げたが、好位で抑える競馬もできるし、何よりルメールがチェッキーノでなく、こちらに乗って来たのは強みだよ。

忘れな草賞を勝ったロッテンマイヤーも、母のビワハイジ、近親のブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルがGⅠを勝っているように、牝馬の大舞台が強い一族。ちょっと行きたがるところはあるが、折り合いさえつけば好勝負できる。

最後はデンコウアンジュ。気性的に乗り難しいところはあるが、嵌ればアルテミスSでメジャーエンブレムを差し切った脚もある。そのアルテミスと同じ東京で変わる可能性はあるし、距離延長もプラスでは」(関西系記者)

配当的な妙味なら、デンコウアンジュが一番面白そうである。対する関東馬はどうか。

「賞金を持っていて、トライアルを叩き台仕様にできたフロンテアクイーンとゲッカコウが楽しみです。特にゲッカコウは、スタートで出遅れて自分の競馬ができないまま終わりましたが、そのぶんオークスは疲れもなくレースを迎えられます。祖母がオークス2着のチューニーで距離延長は良さそうですし、柴田大騎手で得意のイン突きができれば一発穴も見込めます」(競馬雑誌ライター)

ジュエラー、メジャーエンブレム不在で風雲急を告げるオークス。やはり、狙うは穴馬だ。

(栗東在住ライター:鷲崎)

栗東在住ライター:鷲崎

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