ノーザンF勢の真の大物対決も十分注目なのだが、東スポ杯にはもう一つ、“裏の”といったら怒られるだろうが、興味深い対決がある。
「ウインマーレライとプレイアンドリアルの対決だね。ウインマーレライは、マイネルの総帥・岡田繁幸氏が、2歳になるかならないかというときからしきりにあちらこちらで大物と話していた馬。4月の産地馬体検査では、マイネルの馬にほとんど付き合うことなく、傘下だけどそれほど重要視されているとは言い難いウインの同馬に付きっ切りだった。
デビュー戦こそ、マイネルフロストの2着に敗れたものの、最近は2連勝。荒削りな内容で、まだまだ変わり身の余地を残しており、先が楽しみな馬だ。ただ、某TV番組でこの2戦の内容が気に入らなかったのか、『ウインマーレライはダービーを勝てない』と評価を下げていたのが総帥らしいといえば総帥らしかったけど(笑)。プレイアンドリアルは北海道競馬所属の馬だが、デビュー戦を圧勝し、続く岩手の芝のレースでは2着に6馬身差をつける楽勝。この馬は岡田氏自身の持ち馬で、あのコスモバルクより上という期待を持っているようだ。道営の新馬ではわざわざ柴田大知騎手を呼び寄せたくらいだからね。もちろんウインマーレライとの比較でも、プレイアンドリアルのほうが上と見ている模様。普通ならJRAで2連勝のウインマーレライを推すと思うんだけどね。あの岡田氏の言うことだから、もしかしたらってのもある。この対決もまた面白い」
ノーザンFの評判馬同士の対決に、カリスマ岡田氏が推す期待馬2頭の対決。果たして、この4頭がどんな競馬を見せてくれるのか。
個人的には、プレイアンドリアルが勝てば盛り上がることは間違いないだろうが、2戦目の水沢での重賞を見る限り、とてもその域に遠いと思うのは競馬ファンなら誰しもが思うこと。いつもの総帥節なのか、それとも、我々、競馬ファンの眼が節穴なのか、こちらの対決にも注目だ!
(美浦ライター:高木)
栗東在住ライター:鷲崎
WASHIZAKI
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