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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2016年10月10日(月)更新

主役に浮上、ビッシュの動きがレースを左右する

デビュー以来6戦5勝。負けた一戦も桜花賞でハナ差の2着と、ほとんど無敗に近かったシンハライトが屈腱炎で秋華賞を断念。大本命馬が欠けたことで、一気に波乱ムードが強くなってきた今年の秋華賞。

果たして、波乱傾向のままレースが終わるのか。それとも、シンハライトに変わる主役候補がレースを堅く収めるのか。まずは1番人気に支持されそうなビッシュから見ていきたい。

「オークスでは3着ですが、1、2着のシンハライト、チェッキーノが脚を溜めて差してきたのに比べ、ビッシュのほうは早めに動いて一時は勝ったかと思わせるシーンをつくっての3着。結果はともかく、内容は上位2頭に負けないものがあったと思いますよ。

秋初戦の紫苑Sでも最初は後方にいましたが、向正面あたりから番手を上げていき、4コーナーでは早くも先頭を窺う勢い。ここまでかなり脚を使っているのに、最後まで脚色は衰えずに快勝。ちょっとモノが違うレースでしたね。能力的には、今年の牝馬ではトップクラスでしょう。

ただ不安もあります。デビューが2月後半だったように時間がかかったのは、恐らく体質のせいでしょう。実際に馬体重は420キロもないですし、人気を裏切ったフローラSでは404キロにまで落ちていました。

今回は関西までの輸送がありますし、前哨戦で強すぎた反動も気になります。果たして紫苑Sほどの競馬ができる状態にあるのか。当日のパドックと馬体重をしっかりチェックしてから取捨は考えたいですね」(競馬雑誌ライター)

デビューからたった3か月でオークスに出走して3着に来たように、能力は相当なもの。あとは馬体と調子をピークできるかが鍵だ。

ビッシュ以外の関東馬は手薄で、他の有力は関西馬に集中。栗東在中の関西の記者に有力馬の情報を聞いてみた。

「注目はジュエラーの仕上がりだよね。シンハライトを唯一破っている馬だから、その馬がいない以上、この馬が勝って当然。でも前走が骨折明けとはいえ、あの大敗だから扱いは難しい。

そのローズSは、馬体が10キロ増えていたが、これは成長ぶんというよりも、戻ったといったほうがいい(シンザン記念2着時と同じ)。これまでは後方からの競馬が多かったが、前走は中団に位置。これは秋華賞の舞台である京都内回りを意識し、早めの競馬をさせてみようという厩舎の指示があったようだ。このあたりからも最初からローズSは関心なく、秋華賞を想定していたと考えられる。

問題は、大敗の理由が、単純に休養明けだからなのか、それともいつもより前で競馬をしたからなのか判別しないこと。後者が理由だとしたら、秋華賞で同じ競馬をすると、また崩れてしまうことになるからね。本番でどんな競馬をしてくるのか。陣営の選択は難しくなった。

馬のほうは正直、一度使ったらガラリ変わった感じもない。直前調教をよく見ておきたいね」

ジュエラーに関しては、かなり難しい判断になりそうだ。現状では軸にするのは怖いし、完全に馬券から切ってもしまうのもまた怖いといったところ。とりあえずヒモ扱いにしておきたい。

そんなジュエラーよりも、こちらのほうが安心というのがヴィブロスだ。

「ヴィブロスは周囲でも評価は上がっている。

デビュー時が414キロと小さかったのに、春はここから更に減って、体調そのものも良くなかった。

でも休みを入れて一変。馬体重自体はそれほど増えていないが、馬に身が入って走りそのものに力強さが出た。夏の500万も強かったし、紫苑Sも勝負どころで大きな不利を受けながら、へこたれずに最後に伸びてきた。能力も高いが、根性もあるよ。

血統も筋が通っており、全姉のヴィルシーナは秋華賞でジェンティルドンナをハナ差まで追い詰めた。半兄のシュヴァルグランも3歳秋から3連勝し、この春は天皇賞で3着するまでになった。3歳秋に本格化を示しているので、ヴィブロスもこの秋こそ勝負の時だよ」

紫苑Sではビッシュに2馬身半差をつけられたが、このときはヴィブロスに大きな不利があった。不利が無ければ、あの差は大きく縮まったと見る関係者は多いようだ。

また上がり馬では、ミエノサクシードを推す関係者が多いのだが、こちらは不安もある。

「夏を超えて馬体こそ変わらなかったが、レース内容は一変。2戦前の500万は好タイムで3馬身半差の楽勝。陣営も驚くくらいの競馬で、続く1000万も強い競馬で快勝。これは本物だね。

ただ問題もある。陣営はゲートがうまくないことを挙げているし、レースもワンパターンで、京都内回りの多頭数では不利な面が多いね。ただ秋華賞は、コースを意識し過ぎてハイペースになり、差し馬が台頭しがち。今年もそうなれば可能性はあるのだが。

それからローテーションもきつい。もともと秋華賞を意識していたわけじゃないから、ローテーションも本番から逆算されているわけじゃない。間隔をつめての2連勝だけに、状態を維持できるか」(関西記者)

未知の魅力に賭けたいところだが、不安材料も多いとなると、取捨はオッズとの相談となろう。

他の有力馬はまとめて話していただく。

「フラワーC勝ち馬のエンジェルフェイスは、前走のように揉まれたらアウト。何が何でも行くしかないが、誰かに競られると厳しくなる。

その逃げ馬候補が、ローズSを逃げてあわやのシーンをつくったクロコスミア。あのレースは陣営もビックリで、内枠を考えた岩田騎手のファインプレーだった。ただ本番で同じ手が使えるかな。

穴で面白そうなのはパールコード。叩いた効果も見られるし、好位置をすんなり取れるので京都の内回りも合う。雨もOKなので、馬場が渋れば上位陣に迫れる。

レッドアヴァンセは、兄が短距離傾向が強いので2000mでは無視されそうだが、近走の負けは坂のせいという見方もある。京都で大変身(3戦2勝2着1回)もあるかも」

近年の秋華賞を見ると、内回りの平坦コースを意識してか早仕掛けも多く、イメージとは逆に差し馬が上位に来ているイメージが強い。今年も、ここ2戦のようにビッシュが早めに進出すると、これに他馬も合わせるので前が厳しくなるだろう。

そうなると内で脚を溜めこんだ差し馬や、大外強襲型の馬にもチャンスが出てくる。条件を踏まえるとヴィブロスが優勢だが、先に名が挙がったパールコードやレッドアヴァンセら差し馬勢にも注意をはらいたい。

(栗東在住ライター:鷲崎)

 

栗東在住ライター:鷲崎

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