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競馬コラム

競馬ウィキリークス

2013年12月01日(日)更新

【阪神JF・1週前情報】化け物かも? 待望のハープスターが登場

 阪神JFは、まだ能力も分からず、認知度も低い2歳牝馬のGⅠということもあり、他のGⅠに比べると盛り上がりに欠けるのは否めない。しかし今年は珍しく注目度が増している。

 それはハープスターの存在だ。衝撃を与えたのは2戦目。後方を走り、4コーナーでも最後方。いくら直線の長い新潟でも、これは届かないと思われた位置にいたのだが、エンジンがかかると、前の17頭をごぼう抜き。すべての馬が止まったかに見えるほどの勢いで突き抜け、最後は2着にコンマ5秒の差をつけていた。

 2着以下のあまりに可哀想な負けっぷりに、相当弱いメンバーなのか思っていたら、その2着は後にいちょうS、東京スポーツ杯2歳Sと連勝のイスラボニータ、5着が芙蓉S、アルテミスSを連勝のマーブルカテドラルというのだから、弱いどころか結構なメンバー。これを子供扱いするのだから並の馬では無い。関係者の間でも、「モノが違う」、「化け物だな」と言った、普段聞かれない評価も出るほどだ。

 そんなハープスターだが、さすがに夏の新潟以来ということで仕上がりが気になるところだ。

「仕上がりも大丈夫だろう。長めを中心に6本くらい時計を出しているし、1週前も上がり12秒を切るような速い時計を出している。松田博厩舎は仕上げもうまいし、この後も桜花賞トライアルまで休養だろうから、ここは勝ちに来るよ」(栗東記者)

 どうやらハープスターに強い競馬を期待していいようである。

 この馬を倒すとなると、かなり厳しい。それを可能とするなら、前で競馬をする馬しか考えられない。浮上するのは、やはりホウライアキコだ。新馬、小倉2歳Sともに速い時計で楽勝。1200m戦を2連勝したスピード馬なら、普通次戦は1400mのファンタジーSを選択するところだが、マイル戦でしかも牡馬混合のデイリー杯2歳Sに出走。これも勝ってしまったのだから、能力はかなりのものだ。

「ただデイリー杯はマイルと言っても開幕週で馬場が軽かったし、牡馬混合でも相手はかなり弱かった。今回は坂があるし、相手もかなり強くなるからね。ただ調子はかなりいいようで、調教も良かった。あとは昨年のように内有利ならチャンスはあるかもしれないが」(記者)

 条件が整えば、何とか逆転もあるかもしれないという雰囲気だが、阪神のマイルコースでの決戦は有利とはいえない。他の有力馬も差し馬が多く、ハープスター打倒は厳しそうだ。

 ここは他馬を気にするよりも、ハープスターがどれほどの馬なのか、再確認するレースとなりそうだ。
 
(栗東在住ライター:鷲崎)


栗東在住ライター:鷲崎

WASHIZAKI

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