マイルCSに続いてジャパンCも的中。リズムが良くなってきた。スワーヴリチャードを物差しにしたレイデオロは12F2分23秒9の換算タイムどおりに駆けながら2着。シュヴァルグランに完璧な競馬をされては仕方がない。
終始インでスムーズに折り合い、最短距離を走って末脚を引き出したボウマンの好騎乗。道中位置取りがおもったより後ろになり、最速上がりでも届かなかったのは展開のアヤ。力は十分に示したと云えよう。
3着キタサンブラックから4着マカヒキが4馬身と開いた。これが今の力関係だろう。3歳時の弾け方を思うと、マカヒキは物足りない。成長力が薄いというしかない。
心配なのは年度を締めくくるグランプリ有馬記念。それなりのメンバー構成が望ましいが、格好はつくのかな?
今週はダートGIチャンピオンズC。交流GIのJBCクラシック組が強い。ズバリ混戦ムード。前の競馬か差しの競馬か。流れをどう読む?難しいレースだ。

上田琢巳
結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。

上田琢己
UEDA TAKUMI
結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。