小倉記念は期待どおりにトリオンフが文句なしのVゴールを刻んだ。
レコードの10F1分56秒9。2着に3馬身差も立派だが、4F目の12.5秒以外はハロン10秒9~11秒9(道中9F)とスキのないラップ。先行してラスト2F10秒9→11秒5で突き離したのだから、完勝以外何ものでもない。
コース相性も良かったのだろうが、馬が充実している。これなら秋の重賞路線でも楽しみが持てそうだ。
イメージ的には瞬発力型よりも平均ペース型の中距離タイプだろう。まだ伸びしろ含みの4歳。サトノクロニクルを寄せつけなかったのは大きな自信になる。一線級相手にはあと一押しの瞬発力を磨くことだが、どんな成長を見せるか興味深いところ。

上田琢巳
結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。

上田琢己
UEDA TAKUMI
結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。