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競馬コラム

ラップナビゲーター

2018年10月24日(水)更新

長く脚を使うためのスピード持続力が要求される天皇賞・秋

 フィエールマンが史上最少キャリアとなる4戦目で大輪を咲かせた菊花賞。例年よりも逃げ、先行馬が揃って、前半5ハロンはそれなりに流れるとの読みだったのだが……。ふたを開けてみれば5ハロン通過が過去10年の良馬場では最も遅い62秒7。道中もラップは上がらず、中間5ハロン(6~10ハロン目)64秒2とまれにみる緩ペースのまま最後の直線を迎えてしまった。


 10秒7→11秒3の高速ラップが示す通り、実質的にはラスト2ハロンだけの競馬。これなら瞬発力に長けたディープインパクト産駒に軍配が上がったのも当然か。展開はやはりゲートオープンまで分からない不確定要素。今回は裏目に出てしまったが、前半5ハロン+後半5ハロンの実質10ハロン戦という攻略法にブレはない。来年のリベンジに向けて、ラップ分析の精度をより一層上げていきたいと思う。


 今週は古馬中長距離路線の1冠目とも言える天皇賞・秋。ウオッカ、ブエナビスタ、ジャスタウェイ、モーリス、キタサンブラックなど、この10年だけでも勝ち馬には史上に残るスターホースがズラリ。GⅠの中のGⅠというべき存在だけあって、良馬場なら10ハロン1分56~58秒台前半の高速決着がデフォルトとなっている。


 先週の富士Sで8ハロン1分31秒7のVタイムが飛び出す馬場レベル。今年も例年通りの高速決着の見立てでOKだが…。気になるのは登録段階からフルゲート割れの少頭数。確たる逃げ馬も不在とあっては前半のラップはさほど上がるまい。帳尻を合わせるためには後半部分での高速ラップが不可欠。おそらくラスト4ハロンは46秒を切ってくる。


 となれば、求められるのは爆発的な瞬発力よりも長く脚を使うためのスピード持続力。その点にフォーカスすれば、大阪杯で当代きってのスピード持続力を示したスワーヴリチャードが最有力候補として浮かび上がってくる。


明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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