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競馬コラム

ラップナビゲーター

2019年04月25日(木)更新

【天皇賞春】スローからの瞬発力比べがデフォルト

まさかの出遅れで想定外の後方待機策。逃げ宣言まで飛び出していたフローラSのウィクトーリア陣営にとっては悪夢のような展開だったはずだが…。競馬は何がどう転ぶかわからない。まさかの最速上がりマークで重賞初制覇。万事塞翁が馬を地でいく結末は劇的というほかなかろう。Vタイム1分59秒5は前年とピタリ一致。ラスト2ハロン11秒0→11秒5の高速ラップを差し切った瞬発力再現なら、本番でサトノワルキューレ(6着)以上の成績を求めるのも無理な話ではない。桜の女王回避で混沌ムード漂う牝馬クラシック路線にまた1頭有力候補が誕生した。


一方、想定通りの力量を発揮してくれたのがマイラーズCのダノンプレミアム。前3ハロン36秒0→5ハロン60秒3の緩ラップから、ラスト3ハロンが10秒9→10秒3→11秒1。レース上がり32秒3なら後続完封は当然だが、ダノンプレミアム自身の上がりも32秒2とべらぼうに速い。前々の競馬で速い上がりを繰り出せるのがこの馬の何よりの強み。安田記念での激突が噂されるアーモンドアイにとっては最も厄介なタイプと言えよう。かつての4歳世代最強馬と目下の現役最強馬。果たして軍配はどちらに上がるのか。激突実現なら今年のベストレースは早くも確定、と言っても決して過言ではないだろう。


平成最後の開催となる今週末は古馬の長距離ナンバーワン決定戦・天皇賞。スピード志向の強まる現代競馬では「ガラパゴス化」しつつあるのも確かだが、そこは数々の名馬がその歴史を彩ってきた伝統のGⅠ。時代の掉尾を飾るにふさわしい激闘を期待したい。

ハロンラップの大半が12~13秒台、ラスト2ハロンで10秒7→11秒3の高速ラップを刻んだ昨年の菊花賞が示す通り、現在の長距離戦はスローペースからの瞬発力比べがデフォルト。となれば、素直に決め手上位の馬を軸指名が攻略の最善策となる。菊花賞で最速上がりを分け合ったのがフィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイル、グローリーヴェイズ。この4歳4頭による首位争いとみてまず間違いないだろう。


明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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