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競馬コラム

ラップナビゲーター

2019年09月11日(水)更新

【ローズS】総合力勝負で優れるウィクトーリア

京成杯AHが8ハロン1.30.3秒、セントウルSは6ハロン1.06.7秒と中山&阪神開催のオープニングを飾った2重賞はともにレコードで決着。開幕週である程度の時計が出ることは織り込み済みも、「まさかここまでとは…」が当方の偽らざる本音。これだけ馬場レベルが進化すると、時計の価値をどう判断するかは分析する側にとってなかなかの難題となる。前3ハロン33.3秒→5ハロン55.4秒と暴走気味のラップを刻んだ京成杯AHのトロワゼトワル。早々に脱落のシーンが透けて見えるハイラップながらも、直線の急坂を含むラスト2ハロンを23秒台(11.5秒→12.0秒)にまとめてそのまま押し切ってしまった。数字の上では怪物級のハイパフォーマンスとはいえ、前レコードホルダーのレオアクティブは同じ1分30秒台を叩き出しながらもその後は未勝利の低空飛行。今回の超高速時計を額面通りに受け取るべきか。その判断は次走以降に持ち越しとしたい。

一方、セントウルSを3馬身突き抜けたのがタワーオブロンドン。こちらは前後ともに33秒台(33.0秒→33.7秒)のMペースで決定的な3馬身差圧勝。これがスプリント転向3戦目なら、まだまだ伸びシロもたっぷりとある。前3ハロン32秒台突入もありえる本番へ向けていい予行演習となったのではないだろうか。

3日間開催の今週で最も注目しているレースはローズS。近5年の勝ち馬の自身上がりがオール33秒台。阪神外回りらしい瞬発力勝負が濃厚との見方もあろうが、昨年は4角先頭の積極策に出たカンタービレがラスト2ハロンで1秒もラップを落としながら押し切っている。単純な瞬発力よりも総合力が問われるレースキャラとみれば、食指が動くのはオークス最先着のウィクトーリア。前後4ハロンともに47.0秒のイーブンラップを刻んだ頂上決戦で勝ち馬に次ぐ上がりを叩き出した地力を素直に信頼したい。

明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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