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競馬コラム

ラップナビゲーター

2020年01月15日(水)更新

京成杯予想 ポテンシャル勝負ならスカイグルーヴ

初戦の東京マイルでいきなり1分33秒台。大きな期待を背負ってシンザン記念に挑んだルーツドールだが、結果はまさかの7着撃沈。前後4ハロン48.0秒→47.9秒と紛れの生じにくいイーブンペースだけに、筆者のレース後のがっかり感は半端なかったのだが…。Vタイム1.35.9秒は初戦より2秒以上も遅い低速決着。一変した馬場レベルに対応するにはキャリアが浅過ぎた、との結論はひいき目に映るだろうか。何はともあれ素材は間違いなく一級品。一度の凡走で見限るのは早計に過ぎるというものだろう。この苦い教訓をどう生かしてくれるのか。今後もその動向はしばらく追い続けてみたいと思う。

一方、株を大きく上げたのがフェアリーS完勝のスマイルカナ。こちらも前後4ハロンは47.0秒0→47.0秒のイーブン。1.34.0秒の勝ち時計もこの時期の中山なら文句なし。一気に牝馬クラシック路線の最前列に躍り出たと言っても過言ではないだろう。

今週は日経新春杯、京成杯、愛知杯の3重賞。オープニングの小倉の馬場レベルこそ読めないものの、中山の芝は確実に京都よりも軽い。となれば、今週も中山=高速決着、京都=低速決着のイメージでOK。時計のハードルが上がれば、今度こそポテンシャルの違いがモノをいう。

牝馬といえども、京成杯はスカイグルーヴの走りに要注目。
5馬身差圧逃の初戦のVタイムは同じ日の1勝クラスより0.5秒も速い10ハロン2.01.4秒。ラスト2ハロン11.2秒→11.1秒の加速ラップでフィニッシュなら、瞬発力も水準以上の評価が妥当と言えよう。2戦目での牡馬混合重賞挑戦はルーツドールと同じ軌跡も、目ぼしい戦歴を持つのは京都2歳S3着ロールオブサンダーぐらいなもの。決して一線級とは言えない面々が相手なら、今度こそあっさり突破しても不思議はない。

日経新春杯は昨秋のアルゼンチン共和国杯2、3着のタイセイトレイル&アフリカンゴールドと伸び盛りの明け4歳レッドジェニアルの三つ巴。カギを握るのはやはり低速決着濃厚の馬場レベルだろう。12ハロン2分27秒を超えるようなら波乱の可能性も。当日の馬場状態をしっかり見定める必要があるだろう。

明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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