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競馬コラム

ラップナビゲーター

2020年04月08日(水)更新

【桜花賞】魔のペースで脚を削がれない瞬発型台頭

大阪杯はほぼ想定通りの10ハロン=1.58.4秒で決着。ラッキーライラック、クロノジェネシスの〝紅二点〟によるワンツーに終わったレースは、前後4ハロン48.8秒→45.9秒と中身の面では想定外のスロー。押し出される形とはいえ、ハナに立ったダノンキングリーがあっさり押し切れるはずの緩ラップだったが…。中山記念で完封したラッキーライラックにあっさり逆転を許したあたりは距離の壁というほかないのかも。マイルでは帯に短し、10ハロン以上ではたすきに長し。能力は間違いなくGⅠ級も、これだけ注文がつくようではトライアルホースの立ち位置から脱却するのは決して容易ではないだろう。


今週は牝馬にとって一世一代の晴れ舞台である桜花賞。
2006年の外回りコース完成以降はスローからの決め脚勝負の色彩を強めているものの、今年は一転してかつての〝魔の桜花賞ペース〟が再現される公算が高い。


カギを握るのはやはり2歳女王レシステンシア。前後3ハロン33.7秒→35.2秒のハイラップを刻んだ阪神JFが5馬身差の圧勝。一方、同35.1秒→34.0秒のため逃げに転じたトライアル・チューリップ賞は0.2秒差3着敗退。これでこの馬のキャラはくっきりと浮かび上がった。玉砕覚悟で行かせてなんぼの女王に同型スマイルカナが絡めば〝激流〟発生は自然な流れ。極端な前傾ラップでも末を伸ばせる馬がいるか否か。これこそが今年の桜冠の行方を左右する最重要ポイントと言えよう。

ウーマンズハート、クラヴァシュドール、サンクテュエール、デアリングタクト、マジックキャッスル、マルターズディオサ、リアアメリアと魅力的な瞬発力型がズラリ。あとは自身前3ハロン34秒台の入りでも瞬発力を引き出せるかどうかだけ。仮に〝魔の桜花賞ペース〟でこれらの有力どころが瞬発力を削がれるようなら、アッと驚く波乱の結末に終わっても不思議はない。

明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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