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競馬コラム

明石尚典:ラップナビゲーター

2020年10月07日(水)更新

毎日王冠の焦点はサリオスVSダイワキャグニー


今週のピックUPレース
毎日王冠

今週の日曜は毎日王冠&京都大賞典のGⅡ二本立て。ともに勝ち馬に優先出走権が与えられる天皇賞・秋のステップレースとはいえ、より比重がかかるのはマイラーとも交差する東京芝9ハロンの前者だろう。





注目を一身に集めるのは始動戦を迎えた3歳サリオス。〝ディープインパクトの最高傑作〟コントレイルの後塵を拝したとはいえ、皐月賞→ダービーで連続2着。3着馬に大きく水をあけての銀メダルなら、ライバルさえいなければ無敗の2冠を達成していた可能性が極めて高い。
ただ、先行策から自身前後3ハロン34.4秒→35.4秒の前傾ラップを刻んだ朝日杯FSに対して、春2冠はあくまで折り合い重視の競馬。距離に一抹の不安を抱えるとなれば、歴戦の猛者に足をすくわれるシーンがあっても不思議はない。

番狂わせを虎視眈々と狙っているのが東京8勝のコース巧者ダイワキャグニー。「東京」、「良馬場」、「スローペース」の三題噺が揃ってこその馬が不良馬場のエプソムCで重賞初制覇。自ら刻んだ2ハロン分割23.7秒→23.5秒→24.0秒→23.7秒の一貫型ラップも文句なしのハイレベルラップだ。6歳にして殻を破った〝オープン大将〟が3歳世代トップ相手にどんな走りを見せてくれるのか。今週、最も気になるポイントはこれ。



先週のピックUPレース
スプリンターズS

秋のGⅠシリーズの開幕を告げるスプリンターズSはグランアレグリアが1番人気の支持に応えて快勝。3つ目にして初のスプリントGⅠタイトルを手中に収めた。

レースを振り返ると、モズスーパーフレアが刻んだ前3ハロンラップは前年とピタリ一致の32.8秒。ビアンフェに終始プレッシャーをかけられる展開とはいえ、同馬が上がりを34.4秒→36.5秒まで落としたあたりに今年の馬場レベルが透けて見える。グランアレグリアが叩き出した33.6秒の最速上がりは馬場レベルを考えれば破格の数字。アーモンドアイを斬って捨てた安田記念のパフォーマンスと合わせて、1200~マイルのカテゴリーでは敵なしを強烈に印象づける結果と言っていいだろう。

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明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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