今週のピックUPレース
マイルCS
気になるのはやはり目下の阪神の馬場レベル。土曜のデイリー杯2歳Sが前3ハロン35.0秒からマイル1.32.4秒の2歳レコード。日曜の未勝利戦でも同1.33.6秒の高速時計が飛び出している。そこから測ったマイルCSの想定Vタイムは良馬場で1.31.5秒前後。少なく見積もっても、コースレコード(1.31.9秒)を巡る攻防となることは避けられまい。時計のハードルが上がれば、逆に伏兵台頭の可能性が下がるのが競馬の常。話題は次週のジャパンCに持っていかれた感があるものの、GⅠ馬8頭集結の豪華版なら素直にその中からの軸選びが最善策となろう。
気になるのはやはり目下の阪神の馬場レベル。土曜のデイリー杯2歳Sが前3ハロン35.0秒からマイル1.32.4秒の2歳レコード。日曜の未勝利戦でも同1.33.6秒の高速時計が飛び出している。そこから測ったマイルCSの想定Vタイムは良馬場で1.31.5秒前後。少なく見積もっても、コースレコード(1.31.9秒)を巡る攻防となることは避けられまい。時計のハードルが上がれば、逆に伏兵台頭の可能性が下がるのが競馬の常。話題は次週のジャパンCに持っていかれた感があるものの、GⅠ馬8頭集結の豪華版なら素直にその中からの軸選びが最善策となろう。
先週のピックUPレース
エリザベス女王杯
エリザベス女王杯で連覇達成→4つ目のGⅠタイトルを手にしたラッキーライラック。前後4ハロン比0.4秒(47.2秒→46.8秒)のMペースで、コースレコードにコンマ2秒差まで迫る11ハロン2.010.3秒。超のつく高速馬場の後押しがあったとはいえ、大外枠を克服して刻んだ数字には一点の曇りもない。アーモンドアイ、クロノジェネシス不在なら能力は一枚上。その事実を満天下に示した会心のレースであったと言えようか。

明石尚典
AKASHI TAKANORI
関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。