今週のピックUPレース
AJCC
気付けば1回中山は早くもラストウィーク。1月20日前後に終わりを迎えるのは例年通りとはいえ、開催の前6日分をわずか半月で消化するタイトなスケジュールだけにやはり馬場の痛みとは無縁でいられまい。
実際に先週土曜(14日)のオープン・カーバンクルSが6ハロン1.09.0秒。翌日曜(15日)のGⅢ京成杯は10ハロン2.02.2秒と、雨の影響以上の低速決着が続いたのはその何よりの証拠だろう。
見た目に荒れ馬場が顕著な中京も含めて、なるべくきれいな馬場を走らせたいという陣営の願い=競走馬ファーストに反する状況が続くのは憂慮すべき事態。
変則的な調教スケジュールを余儀なくされる年末年始を、思い切って馬場保全のためのブランクにあてる。競馬法の改正や年間スケジュールの見直しなど調整が難しいのは百も承知だが、魅力的なレースを提供し続けるにはこれくらい抜本的な改革が必要な時期にきているのかもしれない。
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明石尚典
AKASHI TAKANORI
関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。