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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2019年10月03日(木)更新

東西メインの主役はいずれも美浦組から

夏日が続く毎日だが、番組の上では秋競馬の本格スタートで、開催替りは毎日王冠が東のメイン。連覇を狙うアエロリットにとって、予定されていた田辺の騎乗停止は大いなる誤算。けれども、ここに向けての抜かりない仕上げは手の取るように分かる。

夏場を充電に当ててのスタート及び、安田記念での惜敗からといった一連が昨年と合致。確かに、直前の坂路は51.6秒と当時より1秒以上遅かった。唯、1週前のDWの中身があれば相殺されるどころか、去年を上回る迫力。実戦ではともかく、同格で稽古駆けするダイワキャグニーをパートナーに選んだ結果、追走にしながらも外に進路を取るハードさを伴っての5F65.3秒だったのだ。

ダイナミックという形容がピタリと当て嵌まる動きで、完成域に近づいたと実感。更に、左回りで負荷をかけられたということで、昨年以上の態勢にまで持ってきたと結論づけられるのだから、テン乗りの津村を減点材料にするのは無謀。


相手本線も関東馬からでダノンキングリー。ダービー以来になるが、気性的にポン駆けが利くタイプ。だけではない。美浦入り直後からシャープな身のこなしを披露と、アピールポイントが前面に出ているから、いきなり全開と見做せる。最終追いに選んだのは春を踏襲してのポリ。4馬身追走の行き出しから前を楽に捉えての併入で、流麗なフォームが何と言っても魅力。元々、春のクラシック路線は自身の限界に対する挑戦で、マイル前後でマックスに達する筈であった。つまり、キャリア2戦目ながら上がり32.9秒をマーク、内のポケットを確保して手応え通りに弾けた共同通信杯をベストパフォーマンスと捉えて良いわけ。完成度が極めて高い3歳の斤量利を素直に受け止めるべきか。


西は京都大賞典で、悲願のGⅠタイトルに向けて取りこぼせない態勢のグローリーヴェイズが登場。無理をせずに宝塚記念をスキップしたことで仕上げが実にスムーズ。肉感がありながら動き自体がシャープといった帰厩直後がその証し。実際、DWでの1本目が併せ馬での5F67.8秒だったほど。その後も追い日ごとに推進力が増した結果の1馬身先着だった直前は威風辺りを払うといった風情。坂の下りでスムーズな加速を見せる京都・外回りはベストの舞台で、4月に演じたフィエールマンとの一騎打ちが更なる進化の証しでもあった。


ライバルは本来ならエタリオウ。春の一連でインパクトを欠いたのは、急仕上げだった日経賞で走り過ぎた反動ゆえ。しかし、豊富な乗り込みを誇っている今回でも2歳相手に子供扱いされたシーンがあったし、本格的にピッチを上げたのはその翌週からと、本数とは裏腹に内容に乏しい。


それならば牝馬のウラヌスチャーム。こちらは早目の栗東入りだが、美浦在厩の段から発達した胸前とバネの利いたフットワークを披露できていたように成長著しい。OP入りしてからの惜しい競馬続きが限定戦だったのに比べ、今回は牡馬相手と軽く見られる状況だが、元々がスタミナに長けたタイプ。でいながら、フラットなコースでの切れには一目置かれる存在。舞台装置が整った上でのならグローリーヴェイズを脅かすまでの存在になりそう。


府中・土曜は未来を占うには十分のサウジアラビアRC。当然ながら、格差が際立つ結果を請け負えるレースで、レベルを引き上げているのがサリオス。500キロを遥かに超える巨漢で初戦は緩さが残っての臨戦。身体能力がダイレクトに伝わる稽古ではあっても結果は想像を遥かに超えていたということ。ゲートが不安定だった以外は安心できるレース振りだったことに加え、軽く吹かした程度でもラスト2Fが10.9部ぴ~11.3秒。

十分に間隔を取っての使い出し。モヤの中で道中は不明だった最終追いだったが、姿を現した直線では余裕の手応えに終始。これは、先週までに5F追いの併せ馬を3本消化した賜物で手先が軽くなった上に、シルエットの明確になって初戦よりもスムーズに体を運べているから。無論、持ち前のパワフルさが打ち消されることなく、調教のレベルをUPさせられたのであれば、あくまで通過点。


ライバルはアブソルティスモとして1点勝負して良いのでは。6月にサリオスに屈した形だが3着以下には7馬身。確かに、逆転に至るには大きなプラスαを不可欠となるが、何とか届いたといった札幌は、馬混みを経験させた結果、位置取りが致命的に。小回りだけにとても届かぬと思えたシーンからの大逆転に奥行きを実感させたし、坂路53.9秒が最高でオール馬なりだった初戦より密度を上げたここまでの過程もある。大本命を慌てさせるシーンがあって不思議ない。


特別戦で取り上げたいのが日曜・六社S。夏に人気を裏切ったバレリオの再出発となる鞍。そこは消極策で内に押し込められているうちに戦意喪失との総括で良いだろう。自ら力を封印してしまったわけだ。また、豪快さが売りなだけに急なコーナーで消耗したという側面も。5月に好時計勝ちのある舞台は格好だということ。加えて、今回はウッドに転じて鍛錬を重ねてきた。ラスト2週での遅れで物足りないといった判断を下すのは間違い。むしろ、広いコースで追えたことに価値を求めるべきで、身のこなしは相変わらず豪快。走り易いコンディションにあって持ち味を出し切る前にゴール板を迎えただけで、硬さが見られぬ点に進境ぶりが表れている。


2勝クラスからは日曜8Rのポルーニン。平場戦には勿体ないほどの質を誇るメンバーに入ってだから楽でないのは承知。唯、道悪の福島が格上挑戦といった状況を経た前走は、中間で楽をさせたフシも。それでも、直後の3勝クラスでさえあっさり突破したネリッサに次ぐ上がりタイムだったのだ。シーンがなかったとはいえ、前残りの中でシッカリと脚を使えたこと自体が収穫だし、坂のある府中なら更に。現に、熱の籠った併せ馬の繰り返しで、中にはメートルダールを完全にアオった1本さえ。張りつめたとのイメージをダイレクトに伝える上に、その捌きは2勝クラスの馬とは思えぬほどシャープ。ハイパフォーマンスを繰り返した春を遥かに上回る段階に入った。


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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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