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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2020年03月05日(木)更新

オーシャンステークス・柴田卓哉の調教予想

弥生賞の追い切りレポートは
≪重賞データ・傾向と分析≫
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中山・土曜メインは、今月末のGⅠを見据えた組が挑むオーシャンステークス。先週の阪急杯とは異なり、著しい格差が認められる。ダノンシュマッシュだけでもそうなのに、タワーオブロンドンまでが参戦するからだ。


こちらは香港には目もくれずに久々となるが、年明け早々からの始動でGⅠ馬に恥じぬ態勢と断言できるのだ。なるほど、休養直前の連勝にスプリンターとしての無限の可能性を見せた反面、そこまでが押せ押せだった点からリフレッシュは理に適っていたし、時間と手間をかけての調整に並々ならぬ意欲が。それを如実に物語ったのが追い切りで、ハロー明けでの行き出しが6F。しかも、道中では11秒台のラップがあった上での好時計だったから凄い。仮に追ったとしてもそれ以上伸びるか? といった馬なりだったが、安定した捌きでのフィニッシュは、基礎体力といった点でも申し分ない水準でなければなし得ぬ業。ダノンスマッシュに対しての2キロ差など気にならぬ。


侮れないのがナックビーナス
GⅠに臨むには貫禄不足といった面は拭えぬ。が、既に7歳とは思えぬほどの活気に加え、暮れからの一連、調教→レースを通して映る姿に更なる成長が。一段と厚みを増した肉体美には目を瞠らされる上に、それを存分に駆使したフットワークに力が漲っている。先行しての先着で5F67秒を超える時計というのは、1週前の猛稽古ゆえで、態勢が十分に整えているからこそ。一角崩しを視野に入れて良い。


食指を動かされるというか、今週の勝負処はむしろ中京。日曜・伊良湖特別のニシノコトダマを狙う。
4歳を迎えての初戦で2着。左回りでの立ち回りは相変わらずで、その特性を存分に生かした面はあったが、前半3Fが34.9秒とダート1300mにしてはタイトなラップを刻む中、正攻法で運んで3着以下に水を開けたのだ。これは攻め強化が実になった為。それを加速させたのがこの中間で、追い切りなどは3頭縦列の最後尾からでラストに前に迫っての1馬身遅れ。他が3歳だったとはいえ、今年の手塚厩舎はその世代が粒揃い。それらに対して、時計や内容で明らかに上回ったことには絶大なる価値がある。


中山に戻って他からでは日曜・総武ステークスを。高速ダートが予想される中だから、メイショウワザシの逃げ脚が冴えるといった見方が妥当であろう。が、敢えて明け4歳。関西遠征で振るわなかったのをニ走ボケと捉えてればハヤヤッコの巻返しあって良いし、デアフルーグも。
特に、矯め殺した感じで不完全燃焼だったのがポルックスステークスのデアフルーグ
これには、久々での+16キロといった要素が津村を消極的にさせた側面も。多少重かったのは事実でも体質強化と捉えて良い部分があったのだ。加えて、除外があった週に好時計をマークして臨戦態勢にあった。従って、残りは微調整程度で十分。にも関わらず、最終追いには先行態勢ながら3頭併せを消化する念の入れよう。よりメリハリの利いた体になったのが何より。


ここからは2歳戦で土曜5Rのクロミナンス
昨秋のデビュー戦で取りこぼした形からの仕切り直しとなった。元々、それ以前からバランスの取れた好馬体とバネの利いたフットワークは注目の的。ただ、その段階ではタイトなメニューを課せられた際にフォームが乱れるシーンも。要するに、素材の良さだけで走っていた段階。逆に、今回の休養で芯が通ったと実感できるのだ。中間、3頭併せはいずれも楽な手応えのまま実にシャープな伸びだった上に、最終追いまでもラストまで手を緩めずにビッシリ。結果、外目のコース取りでも5F66秒を切れた。実戦を一度使ったことによって集中力アップが見込めることに加え、稽古の質が違うのだ。未勝利にとどまることは許されない。


あとは日曜4Rの新馬戦。安全策ならマジカルマジカルか。
2度の抽選除外を経ていることから分かるように、乗り込み量は豊富。つまり、2週前のDW5F67.9秒で態勢を整えていたということ。更に、最終追いでは持ったまま古馬2勝クラスを軽くあしらっての2馬身先着と文句なし。唯、遅生まれらしく緩い印象は否めぬ。急かされてリズムを崩す心配、なきにしも非ず。
狙うならダニューブ
見栄えがするのは骨格がシッカリしている上に、全身を余すことなく使えているから。DWで5F72秒を超える時計に過ぎなかった先月下旬の段階でも数字以上の評価を与えて良いわけ。そして、奥行きがある故、その後のレベルアップに応えられたということで、ラストに至っては坂路での自己ベストを大きく更新。勿論、当条件に見合ったスピード感もある。



柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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