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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2020年03月18日(水)更新

フラワーカップ・柴田卓哉の調教予想

スプリングステークスの追い切りレポートは
≪重賞データ・傾向と分析≫
のページ内で公開中です!


7日目は3歳牝馬の登竜門といった位置づけでフラワーカップが。
成長曲線を迎えたに過ぎぬ段階といったグループになる分、上昇度が重要なポイントなのは言うまでもない。特に、2連勝でここに臨む2騎には大きな期待がかかる。
血筋の裏づけがある上に、スケールが十分に伝わってくるミアマンテは注目に値。しかも、軟弱な馬場を克服してだった点で価値は上がる。ただ、昨11月以来となったわりに、併せ2本のみ。外厩で仕上げる木村厩舎というのは百も承知だが、3頭併せの真ん中で内の未勝利馬に劣る手応えだったの気懸かり。まだ体の使い方が洗練されていない点で少々割惹く。


同じように無傷で進んできたシーズンズギフトに軍配を上げたい。
確かに、前走時計は平凡だったが、秋・福島より常識にかかったレース振りで着差以上に強さ。また、一段と引き締まった体での美浦入りには好感が持てたし、追い切りの3頭併せは最内からの抜け出し。コース利で追走した分をカバーできた点はある。が、実戦でも凭れ気味だったのがこれまでの2戦で、ハミをシッカリ取っての真一文字と今までに見られなかった走り。ここに学習能力の高さが表れている。


もう1頭の◎候補がポレンティア
夏以来となったフェアリーステークスで3着。逃げ切った馬を深追いするグループには辛い競馬だっただけに、出遅れたのは僥倖。けれども、如何にも緩いといった印象で、それはトモが深く入らないフォームが物語っていた。にも関わらず、馬混みOKとデビュー戦と比べると幅を広げていたし、距離延長での真価発揮を予感させる競馬であった。
しまい重点の繰り返しは田中博厩舎の特色で、平凡な時計はマイナスにならぬ。というより、1週前のDWでは追われてからアクションがパワフルだったし、直前の坂路が余裕綽々。年明けを叩いた効果は計り知れぬ。


阪神は天皇賞の前哨戦となる阪神大賞典がメイン。唯一、関東から参戦するボスジラには未知の魅力がタップリ。
破竹の3連勝はノドの手術が境となったが、それ以上にバランスを取りつつの成長が素晴らしい。結果、ここ3戦で2走が上がり最速と持ち前のスタミナに鋭さが加わったわけ。坂路オンリーでの調整は相変わらずだが、直前の水曜には単走ながら自己ベストに迫る50.8秒をマークして目論見通りの良化を辿っているのだ。確かに、GⅠ勝ちのある距離でのキセキが別定57キロで出走できるとなれば、その牙城は極めて高い。それ以外とであれば互角以上。


同じく西下する中で確勝を期しているのが金曜・尼崎ステークスのローズテソーロ
先月の昇級初戦では一瞬伸びかけて前と同じ脚色に。ただ、軟弱な馬場に持ち味を殺されながらも0.4秒差と崩れなかった点に地力良化を感じる。加えて、一叩きで活気に溢れてきた。
追い切りは簡易な改装がなったポリでの単走だったが、リズム良くペースアップした道中、直線を迎えると一気に回転が速くなっての1F11.8秒と弾けに弾けた。元々、GⅠの秋華賞から阪神での3勝目マークと、関西圏は水に合う。器用さを生かせる内回りで主導権を握る形でこそ。


中山に戻ってのイチ推しも3勝クラスで金曜10Rのレッドベルディエス
休養のたびに成長を実感できるのは、馬に合わせて焦らずにレベルアップを図ってきたお陰。以前は数字以上に華奢といったイメージだったが4歳を迎えて一掃されたのだ。その証が、牝馬戦ながら充実メンバーだったうずしおステークスでの0.1秒差。高速決着での切れ勝負だけでなくなったのは、阪神の坂と長い直線をクリアーしたことでも分かる。その復帰戦でも仕上がっていたから、ここに至るには微調整程度で十分。とはいえ、しまい重点のポリでは行き出しからして抜群のスピード感を伴った4F51.2秒。手綱を緩めればどこまでも弾けそう。本格化と見做して良い。


平場戦は3歳1勝クラスからで金曜4Rのファイアランス
一旦は先頭に立ちながら差し返された初戦とは異なり、積極的にハナをいった形で後続に9馬身差だったのが年明け。が、直前が坂路で控え目だったように、体に硬さが出ていたのは事実。対して、今回はビシビシ追えるまでになったし、火曜の最終追いは単走ながら鞍上とのコンタクトが密になっての直線で抜群の推進力。結果、外目でも3F39秒を楽々切ったのだ。全身を使えている所以で、間隔を開けた効果は覿面。当然ながら前走時の優秀な時計を大きく上回ることになろう。


未勝利戦は金曜1Rのハイエストプレイズ
OP相手に互角以上の動きを見せることもしばしばといった過程を踏んでいたのがデビュー戦。ただ、調教だけは絞り切れずに結果的には余裕残し。その為、追走に苦労するシーンがあったし、伸びかけた地点で内に切れ込んだ判断ミスも痛かった。挙句は前が詰まる勿体ない3着。
その経験が生きるはずで、今回こそエンジン全開。勿論、稽古も冴えている。行き出し5Fで自然体でのペースアップから直線半ばで追い出されると即反応。この機敏性があれば取りこぼすことはない。



柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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