フェブラリーステークスの前哨戦となる今週のメイン・根岸ステークス。
本番のマイルと異なり、立ち回りの妙がポイントになる条件。とはいえ、路線的にチャンピオンズカップ組には相応の敬意を表さなければならぬのは確か。
そこでは距離に対する限界ゆえ、甘くなったアルクトス。
左回りの当距離では無類の強さを発揮しており、また、更なる地力強化を実感できたのが10月・南部杯ではなかったか。問題は、1週前のウッド追いでは1F14.1秒と重目が残っていたこと。勿論、余力あっての1馬身先着が最終追いだから、そこからの良化は窺えるだろうが、今度は別定59キロという足枷が。押さえ程度が妥当ではないか。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。