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競馬コラム

柴田卓哉:美浦追い切りレポート

2021年02月18日(木)更新

フェブラリーステークス、砂の新王者へカフェファラオ躍動!



今季初のGⅠ・フェブラリーステークスには傑出した存在なし。とはいえ、長い直線を控える上に、冬場のタフなダートという設定なら秀でた脚力が大前提になるのは変わりない。

それなら第一に挙げるべきは、4度目の挑戦となるサンライズノヴァ
何せ、3歳時のユニコーンステークスを皮切りに当コースで既に5勝をマークしている古豪。反面、この鞍となるとひと押しが利かないままだが、今年はチャンピオンズカップからの直行。狙いを明確にさせて臨む点で前進必至と捉えるべきだし、直前が控え目だった暮れとは逆に、質の高い相手との併せが最終追いで坂路51.8秒。その武器に磨きがかかったと実感できた昨秋・武蔵野ステークスの再現があって良い。

末脚自慢はレッドルゼルも同様。
前哨戦に選んだのが根岸ステークスで、そこを勝ち上がってとなれば王道を歩むが如し。しかし、コースロス、仕掛けのタイミングともども、機転を利かせた川田の好騎乗ゆえと考えれば、辛勝と受け取れなくもない。
力をつけたといっても、骨太で重心の低いスプリント体型。未経験のマイルがいきなりのGⅠ。その壁をクリアするのは楽ではない。

権利発生の鞍を快勝したクチと言うのならオーヴェルニュに一日の長があるのでは。
直線半ばにして勝負を決めた東海ステークスは、暮れのGⅠでも上位を争ったインティを潰した結果だから正真正銘。チークに頼らなくとも手に入れた機敏性が心強いし、それをラストまで保てる持久力が売りで、当舞台向き。一度走って着外だった府中マイルも、あくまで成長待ちの時期だったとすれば、それには目を瞑る。

急激にレベルアップしたソリストサンダーを侮ってはいけない。
先のオーヴェルニュ、それを評価するなら自然と昨秋・福島民友カップを持ち出さなければならない上に、直後の武蔵野ステークスで2着と府中においても以前とは違う姿を見せつけたのだ。
ローカルでの変幻自在ぶり、広いコースでも真っ向勝負と、あらゆる局面をこなせる万能型に様変わり。その進境ぶりだけでも強力な根拠になり得る。

ここからは関東勢でまずはアルクトス
外枠から内にもぐり込んだ根岸ステークスは、脚の使い処に苦心惨憺した挙句。少々物足りない印象を与えたが、数字以上に余裕を持たせた仕上げだったのは、1週前のDWが反応一息だったことでも分かる。つまり、叩き台と割り切っていたのは明らかで、見方を変えれば脚を測ったといったレース運びにも。
また、中間には狭いBコースを交えたように微調整での状態アップを図れるまでになったということ。案の定、直前の坂路でも3頭併せを消化して51.8秒での1馬身先着だったから青写真通り。中京→根岸ステークスと厳しい局面を強いたことが実を結んで不思議ない。

冒頭で語った通り、大混戦となっているのは、キャリアを積んだグループに劇的な変化を求めるのが酷だから。要するに、世代交代が加速する状況と捉えて良いわけ。
その中なら真打ち扱いで良いカフェファラオ

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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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