今年は阪神で行われるマイラーズカップは、ケイデンスコールが支持を集めそう。
今季に入って１→２着と波に乗っているからだ。しかも、前走では苦手にしていた右回りのコーナー４回をクリアしたほど。しかし、前が引っ張る流れで嵌りが良かった上に、メンバーの水準がＧⅡを下回るといった面が。ＮＨＫマイルカップ２着馬の復活と飛びつくのは危険ではないか。
ケイデンスコールの前年、同じＮＨＫマイルカップで連対を確保したギベオンは、先月にデアリングタクトの追撃を振り切った。
チークＰで勢いを得たわけだ。とはいえ、差しづらい特殊な馬場と1000ｍ通過61秒を超えるペースに助けられた。また、間隔が開いての実質１本、中距離馬としての大成を目指した経緯を考慮すれば、久々のマイルでいきなりを期待するのは酷。
ここは明け４歳を主力に取り上げたい。
まずは休養を挟んでの３連勝で臨むエアロロノア。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『１馬』在籍時には、 「馬に乗れる＆話せるトラックマン」として名を馳せる。 ３０年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。
